2019年1月8日(火)

口内で稚魚を育てる魚も 観賞魚シクリッドを紹介、さいたま水族館で特別展 2月11日まで

エンゼル像の近くを泳ぐエンゼルフィッシュ=羽生市三田ケ谷の県営さいたま水族館

 羽生市三田ケ谷の県営さいたま水族館で2月11日まで、昔から観賞魚として飼育されてきたシクリッドの仲間を集めた特別展「この魚、シクリッド」が開かれている。展示されているのは、エンゼルフィッシュやディスカスなど約30種類。エンゼルフィッシュは天使(エンゼル)の像がある水槽で泳いでいる。

 シクリッドは、アフリカ大陸や南米大陸を中心に約1300種が生息する魚類の中では最も多いスズキ目に分類されるシクリッド科の魚。まるでサンゴ礁にすむ海水魚のように鮮やかな色彩や模様があり、姿形も幅広い。

 エンゼルフィッシュは南米のシクリッドで、観賞魚として人気が高く、改良品種も多くつくられている。同水族館飼育課飼育展示係の石上元太さん(29)は「エンゼルフィッシュはよく知られる魚で、ヒレが長く伸びている感じが天使のよう。改良品種ではダイヤモンドのようにきらきらしている仲間もいる」と話す。

 シクリッドの仲間の一番の特徴は、雄雌で卵の世話や保護、稚魚を口内で育てるマウスブリーダーという習性を持つ魚がいること。エンゼルフィッシュは水草や流木の表面に卵を産み付け世話や保護をする。ディスカスは体表の粘液を稚魚に食べさせる。この粘液はディスカスミルクとも呼ばれている。

 ラピドクロミス・カエルレウスはアフリカのマラウィ湖にすむシクリッドで、口内で卵や稚魚の世話をするマウスブリーダーの習性を持つ。子育てをする魚というと、県の魚ムサシトミヨが知られているが、特別展ではシクリッドのマウスブリーダーの様子が見られる。

 開館時間は午前9時半〜午後5時(2月までは午後4時半まで)。入館料は大人410円、子ども100円。休館日などの問い合わせは、同水族館(電話048・565・1010)へ。

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