2021年6月13日(日)

花1万本の花手水や高さ3メートルの「成人証書」も 埼玉・飯能、成人式の代わりに「楽しいことできないか」

「ニコニコ池」で水面に花を浮かべる諸井颯人さん(左から2人目)ら=11日午前、飯能市飯能

 新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった成人式に代わる形で新成人を祝うイベント「飯能はたち笑店街」が20日まで飯能市内で開催されている。「成人式の代わりになるような、楽しいことはできないか」と市中心部の商店街で生まれ育った新成人を中心に企画を進めてきた。実行委員を務める諸井颯人さん(20)は「若者を中心に飯能の魅力に気付いてもらえれば」と期待を込めている。

 イベントは新成人を祝うとともに式典が中止となったことで影響を受けた美容関係者や写真展、生花店などの事業者支援と市街地活性化も目的に企画された。飯能市中心部近くの▽天覧山麓の「ニコニコ池」▽市立博物館▽飯能河原▽小町公園―の4カ所に撮影スポットを設置。20日までの期間中、土、日曜日はカメラマンが写真撮影を行い、出来上がった写真は商店街の店舗で受け取ることができる。

 ニコニコ池にはガーベラやカーネーション、アジサイなど色鮮やかな花1万本を浮かべる花手水(はなちょうず)が作られ、博物館には高さ3メートル、幅4・5メートルの「成人証書」が設置された。飯能河原のウッドデッキには「HANNO」の文字のオブジェ、小町公園には特大のパネルが設置され友人や家族と記念撮影ができる。

 諸井さんは父親が商店街で生花店を経営し、自身も商店街で生まれ育った。「コロナの影響もあり、商店街で若い人を見かけることが少なくなり、自分たちに何かできることはないか」と小中学校の同級生平岩亜由美さん(21)とともに準備を進め、商店街の関係者とも連携し市内や商店街を回遊するイベントを作り上げた。対象となる同市の743人の新成人にはチラシを郵送するとともに会員制交流サイト(SNS)などを通じて告知を行っている。

 諸井さんは「成人式は中止となったがイベントを通じて、普通の成人式では気付くことのできない飯能の魅力に気付くことで思い出になるのでは」と話している。

 問い合わせは窓口のKOFKA(コフカ、電話042・983・4366)へ。

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