埼玉新聞

 

「ホテルに」同僚の女性教諭にセクハラ、61歳男性教諭を処分 事故などで校長や女性教諭らも/県教育局

  • セクハラ行為の教諭らを懲戒 県教育局、児童にけがも

 県教育局は22日、セクハラ行為を行った再任用教員の男性教諭(61)と、車で人身事故を起こした男性校長(60)を減給1月(10分の1)、女子児童にけがを負わせた東松山市立新宿小学校の女性教諭(25)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 学校人事課によると、男性教諭は、今年2月に同僚の20代女性教諭と2人で車でスキー場へ向かい、「カラオケならホテルに行けばできる」などと発言。同年4月には、ほか2人の教諭を含めた計4人で自宅で懇親会を行った後、別の部屋で寝ていた女性教諭に「抱っこしようか」と声を掛けたという。女性教諭が副校長に相談して発覚。男性教諭は「反省している」と話しているという。

 男性校長(60)は今年3月、熊谷市内の交差点を車で右折したところ、右後方から自転車で進行してきた女性に衝突した。女性は全治約4週間のけが。男性校長は7月に罰金100万円の略式命令を受け納付した。

 女性教諭(25)は今年6月、授業中に教室内で女子児童の後ろに回り、腕を強く握りながら指導した。同局小中学校人事課によると、女子児童は全治5日のけがを負い、女性教諭は「繰り返しても理解してくれず、なぜかと考えているうちに強く握ってしまった」と説明しているという。

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