埼玉県などは4日、新型コロナウイルス感染者を新たに1075人確認したと発表した。1日の感染者数としては、10日連続で前週の同一曜日を下回った。感染者の内訳は県発表が716人、さいたま市172人、川口市92人、川越市35人、越谷市60人。

　川口市で1～3日発表分の陽性者計6人の取り下げがあり、累計感染者は10万5364人（チャーター便帰国者含む）、死者は906人（4日午後7時現在）となった。

　3日午後9時時点の重症者は158人、感染者の入院は1348人、ホテル療養646人、自宅療養7842人、退院・療養終了は9万934人。

　県管轄で詳細が判明したのは未就学児から90代の男女587人。クラスター（感染者集団）関係では、県内医療機関に入院していた30代と70代の女性2人が感染し計37人、県内障害者施設で入所者の50代男性が感染し計30人となった。

　会食関係では20～40代男女7人の陽性が判明した。ワクチン2回接種済みだった10～90代男女48人の感染も明らかになった。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女172人。クラスター関連では、西部総合病院に入院していた90代女性が退院後の翌8月27日に発症し、9月3日に陽性と判明して計43人となった。女性はワクチン2回接種済み。軽症で再び入院した。10歳未満の女児は市内保育施設の園児で、保育士3人が陽性となっている。

　川口市によると、新たに感染が判明したのは、10歳未満～80代の男女92人。市内保育施設で職員の感染が明らかになり、4日から当分の間臨時休所とし調査を進める。

　川越市によると、10歳未満～70代の男女35人の感染を確認した。

　越谷市によると、新たに感染が判明したのは、10歳未満～70代までの男女60人。