埼玉新聞

 

<東京パラ>健常者と同じ大会で2位も 桶川・パラアスリート竹内さん、あす聖火フェス「目標は出場」

  • 重さが約43キロもあるスケルトンのそりを持つ竹内直記さん=スポーツクラブゼクシス上尾

 東京パラリンピックの聖火を県内でつなぐ「聖火フェスティバル」が19日、朝霞市の朝霞中央公園陸上競技場で行われる。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言で、公道走行が中止になったものの、県内17市町村で採火された聖火を141人のランナーが100メートルずつ、3人一組のリレーでつなぐ。フェスの様子はインターネットで生中継される予定。県選出ランナーに思いを聞いた。

■残念…公道でつなぎたかった/桶川・竹内直記さん(50)

 川島町役場から圏央道までの約200メートルを走る予定だった。「せっかくの自国開催、公道でつなぎたかった」と少し残念そうな表情を見せる。

 自身も現役のパラアスリートだ。右下肢関節機能障害で小学生までは車いすや松葉づえを使う生活だったが、桶川西中学校ではワンダーフォーゲル部に所属、尾瀬や八ケ岳などに登った。高校時代も一人で北アルプスや中央アルプスへ。「体を動かすのが好きだった」

 2002年のソルトレーク五輪でスケルトンを初めて知った。スタートの助走で勢いをつけ、頭を前に腹ばいになってそりで滑る競技。「面白そうだな」と思った。五輪終了後、日本オリンピック委員会(JOC)に問い合わせると、日本代表として活躍していた越和宏選手を紹介された。「越選手から『やる気があるならやろう』と言ってもらえてうれしかった」。その年の秋から滑り始めた。

 練習は長野県に通う。11月下旬から2月上旬までがシーズン。スケルトンの日本連盟にはパラ部門がないため、健常者と同じ大会に参加。去年の全道選手権(北海道)では2位になった。

 現在、上尾市内のスポーツクラブで働く。パラリンピックへの選手としての出場が目標であり夢。「動けなくなるまでスケルトンを続けたい」

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