埼玉新聞

 

<東京五輪>埼玉の都市ボランティア、無観客会場で選手団歓迎 見送り後は周辺を清掃「活動うれしい」

  • 関係者の乗ったバスを待ち構える大野元裕知事(左から2人目)や都市ボランティアら=25日、さいたま市中央区

 県内では無観客で開催されている東京五輪で、観客の案内などを行う予定だった都市ボランティアの一部は、会場入りする選手への応援や会場周辺の清掃活動を行っている。24日は射撃、サッカーの会場で計29人が参加し、25日はさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で行われるバスケットボールを加えた3競技の会場にボランティア計90人が駆け付けた。都市ボランティアの新しい活動は県が企画し、千人以上が参加を予定しているという。

 さいたまスーパーアリーナ付近では25日朝、ユニホームに身を包んだボランティア20人が海外の選手団や関係者らが乗ったバスに向かって横断幕やカラフルな旗を振り、歓迎の気持ちを示した。

 ボールやゴールをあしらった手作りのウエルカムボードを掲げた小嶋里佳さん(28)は「手を振り返してくれるのが見えた」と喜び、「どうしても大会に関わり、開催地から発信したかったので、活動ができてうれしい」と語った。

 ボランティアは選手を見送った後、トングとゴミ袋に持ち替えた。韓国出身のベク・イルジュさん(40代)は「埼玉には日本語教室がたくさんあり、来日当初すごく助けられた。埼玉に恩返しがしたいという気持ちが収まらなかったので参加した」と話し、他のボランティアと手分けしてゴミを拾い集めていた。

 視察した大野元裕知事はボランティアに感謝し、「選手が試合前最後に会うサポーターが皆さんだ。熱い気持ちで応援を」と激励した。

 報道陣には重症病床使用率が上昇していることに触れ、「大きな指標で重要視している。緊急事態宣言も含めて、対応を議論していく」と話した。

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