埼玉新聞

 

危ない…道路中央に男児2人、女子中学生3人が保護 埼玉・上尾署が感謝状 男児ら道が分からなくなり連絡

  • 迷子の男児2人を保護し感謝状が贈られた。立木翠さん、小林直子さん、前田知歩さん(前列左から)=上尾署

 上尾署は13日、上尾市原市中3丁目で迷子になった4歳と2歳の男児を保護した上尾市立原市中学校3年生の小林直子さん(14)、立木翠さん(14)、前田知歩さん(14)の3人に感謝状を贈った。

 同署などによると、4月21日午後6時20分ごろ、部活動を終え下校中だった小林さんと前田さんが道路中央付近を歩く男児2人を発見。後から合流した立木さんと3人で男児らを道路の端に移動させた。

 3人は初め、男児らに家の場所を案内してもらいながら一緒に歩いたが、男児らが道が分からなくなり、3人のうち1人が自身の母親に連絡。母親が警察に通報した。

 3人は、男児らが履いていた長靴にデザインされた新幹線の話などして優しく接した。

 小林さんは「最初、男の子たちを見たとき助けようか少し迷ったが、危ないと思って行動に移した」と振り返った。

 同署の千種寿代署長は「3人が行動に移せたことは本当に素晴らしいことだと思う。今回の行動に感謝したい」と3人をたたえた。

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