埼玉新聞

 

セブン店員、客に買い物やめさせる…直感で通報、詐欺阻止 店員店長は兄弟、詐欺ニュース見た直後に異変が

  • 右から細野勇気店長、細野拓也さん、梅田英良生活安全課長=東松山署

 埼玉県の東松山署は架空請求詐欺の被害を未然に防いだとして、セブンイレブン東松山元宿店=細野勇気店長(30)=とアルバイト店員細野拓也さん(28)に感謝状を贈った。

 細野店長と細野さんは兄弟。2月25日、東松山市在住の70代男性が同店を訪れ、携帯電話で話をしながら電子マネー購入の端末を操作していることや、電話の会話から「架空請求詐欺に遭っているのでは」と考えて、電子マネーの購入をやめさせ、110番通報した。駆け付けた同署員が事情を聴いたところ、架空請求詐欺と判明、被害を未然に防いだ。架空請求詐欺の新聞記事を読んだ直後で「注意しよう」と話したばかりだったという。梅田英良生活安全課長から感謝状を受け取った2人は「こんな身近で起こるとは思わなかった。(詐欺被害を)防げて良かった。これからも気を付けたい」と話した。

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