埼玉新聞

 

<お持ち帰りグルメ>昔ながらのオムライス人気 上尾のレストラン扇屋、大人になっても食べたい一品

  • テークアウト一番人気の「昔ながらのオムライス」。使い捨ての器もしっかりしているのがうれしい

  • 総合責任者の扇田彰さん

 埼玉県のJR上尾駅から徒歩3分、創業54年目を迎えたレストラン扇屋。ビーフステーキやチキンソテーなどの洋食をはじめ中華、丼物など豊富なメニューが並ぶ。「埼玉県健康づくり協力店」に指定されていて、カロリーや塩分などを計算したバランスの良い料理を提供。メニューは創業以来ほぼ同じだが、時代に合わせて、少しずつ変化してきた。

 テークアウトで人気なのは「昔ながらのオムライス」(税込み750円)。流行のとろふわの卵ではなく、薄焼き卵でケチャップ味のチキンライスを包んだ、どこか懐かしさと温かさを感じる一品だ。総合責任者の扇田彰さん(59)は「僕らの時代のオムライスですよね。大人になってからもこれが食べたいってお客さんは多いんですよ」と話す。

 24年前、父外光さん(84)が難病を患い、彰さんが跡を継いだ。“看板娘”の母長子さん(87)と弟謙次さん(55)の3人で父親仕込みの味を守り続ける。コロナ禍で売り上げが65%減になった時は「もうやめた方がいいんじゃないか」とも考えたが、何とか踏ん張っているうちにテークアウトが増え、明るい兆しが見えてきた。「僕らが目指すのはふだんのお昼ごはん。昔ながらの味を守りながら、少しコースを変えて走るだけ」と彰さん。半世紀続くレストランの味を自宅で召し上がれ。

【メモ】レストラン扇屋

 上尾市上町1の3の23(電話048・772・2250)。営業時間は午前11時半~午後8時(午後2時半~5時は休憩)。カツカレー(880円)、カキフライ(同、期間限定)などがあり、麺類以外はテークアウト可能。配達エリア内は全メニューでデリバリー受け付け。水曜定休。

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