食品スーパーのヤオコー（埼玉県川越市）は15日から、西大宮店（さいたま市西区）で、ネットスーパーサービスを始めた。既に川越市内などの店舗で展開しているが、さいたま市内の店舗では初めてで、実施店舗は計8店となった。買い物時間の確保が難しい消費者、新型コロナウイルスの感染防止へ外出を控える近隣住民の利便性を高めながら、支持拡大を狙う。

　事業開始はさいたま市北西部や上尾市周辺のドミナント戦略の一環。配送対応エリアは西大宮店を中心に半径約1・5～2キロ圏内の同市西区と北区の計16地域、上尾市の9地域。店舗で販売のお米など食品、酒類、総菜、住宅関連商品など約1万点を扱う。

　注文はネットスーパーサービスのHPから行う。午前9時までに注文すれば、当日配送も可能。1回当たりの配送料は100円（税別）。購入総額が2千円未満の場合はサービス料として100円（税別）が必要。決済方法はクレジットカード、コンビニエンスストアの後払いサービス「atone（アトネ）」となっている。

　2月下旬から注文した商品を店舗で受け取れるサービスも開始。利便性を高め、店舗周辺の商圏シェア拡大を図る。