埼玉新聞

 

埼玉初オープン「かんてんぱぱ」注目、国内トップの寒天メーカー直営店 寒天のほかにも、店内は商品200種で充実 交通の利便性良く、ファミリー層の人口増エリアに照準

  • 伊那食品工業が開設した直営店「かんてんぱぱショップ東大宮店」=15日午前、さいたま市見沼区

    伊那食品工業が開設した直営店「かんてんぱぱショップ東大宮店」=15日午前、さいたま市見沼区

  • 伊那食品工業が開設した直営店「かんてんぱぱショップ東大宮店」=15日午前、さいたま市見沼区

 国内トップの寒天メーカーとして知られる伊那食品工業(長野県伊那市、塚越英弘社長)は15日、さいたま市見沼区で、自社ブランド直営店「かんてんぱぱショップ東大宮店」をオープンした。県内初出店。新店を足がかりにファン開拓を推進する。

 同社は1958年創業。寒天、ゲル化剤メーカーとして、家庭用ブランド「かんてんぱぱ」や、業務用ブランド「伊那寒天」「イナゲル」などを展開する。今回は北関東エリアの営業強化を見据え、「さいたま営業所」も併設。交通の利便性とファミリー層の人口増加が顕著なさいたま市エリアへの出店を決めた。

 店舗は木造2階建て。敷地内は植栽を施し緑と調和するシックな外装とした。天井が高い店内は、自然素材で温もりが感じられるしっくいと木製のディスプレイで、明るく開放的な空間を演出する。

 店内には、自社ブランド「かんてんぱぱ」製品が約200種類並ぶ。家族で楽しんでほしいとの思いから、「ちょっと手づくり」をコンセプトに、ゼリーの素やプリンの素、スープなど多彩な商品を用意する。またグループ会社の日本酒や野菜を販売するほか、季節に応じて長野県内企業の商品なども紹介していく。

 さいたま営業所の原基樹所長は「寒天を広めていきたいという思いを元に、ゆったりとした空間で買い物をしていただき、地元の方々に愛されるお店になれば」と話した。

 営業時間は平日午前9時~午後5時。土休日は午前10時~午後6時。火曜定休。詳細は同店ホームページまで。
 

ツイート シェア シェア