埼玉新聞

 

<新型コロナ>東松山社協、受験控える中3へ手作りマスク贈る 合格お守りも 市内企業、神社などもタッグ

  • 東松山市社会福祉協議会が中学3年生に配布した2種類のマスクと「叶」お守りなど(東松山市社会福祉協議会提供)

  • 東松山市社会福祉協議会の金子守会長(前列右)から贈られた目録とマスクを手にする生徒会長の佐々木杏花さん(同2人目)と副会長の宮崎龍乃さん(同3人目)ら(東松山市社会福祉協議会提供)

 埼玉県東松山市社会福祉協議会はコロナ禍で、高校受験を控えている市内にある公立・私立中学校の3年生(計6校780人)に、手作りマスクと「叶(かなう)」お守りを配布した。

 市内の伊田テクノスから新型コロナウイルス感染症対策として、「地域のために活用してほしい」と、同社協に100万円が寄付された。これを基に、同社、NPO法人、神社と協働で、例年と違うコロナ禍での高校受験を控えた中学3年生への「応援(エール)事業」として、手作りマスクを配布することにした。

 マスクの製作は市内の障害者の就労を支援する作業所「サン・フレッシュ・メイト」に依頼。同作業所ではジーンズの生地を使い濃いのと薄い2種類のマスクを作った。また。3年生の「健康」と「学業成就」のため箭弓稲荷神社で祈願した「叶」お守りも一緒に配布した。

 贈呈式は6校を代表して、同市立南中学校で行われた。同社協の金子守会長から生徒会長の佐々木杏花さん、副会長の宮崎龍乃さんに、手渡され、佐々木さんがお礼の言葉を述べた。

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