埼玉新聞

 

結核の集団感染で70代男性死亡 上尾の低額宿泊所で18人 施設内で広がったか…県、利用者に検診進める

  • 結核の集団感染で70代男性死亡

 生活困窮者に居場所を提供する上尾市の無料・低額宿泊所「スム・原市寮」で、利用者18人が結核に集団感染し、70代の男性1人が1月に死亡していたことが9日までに、県への取材で分かった。

 県によると、60代の男性が昨年8月に体調不良を訴え、10月に結核と診断された。その後、濃厚接触者34人が検診を受けて新たに3人が結核と診断され、そのうち70代の男性1人が死亡。ほかの60代と70代の男性は投薬治療中で、最初に体調不良を訴えた60代の男性は今も入院中という。結核と診断された4人を含め、これまで18人の感染が確認されている。

 施設は2010年9月に開設し、「スム・エンタープライズ」(さいたま市大宮区)が運営。生活保護を受けている人を中心に約90人が利用している。県は施設内で感染が広がったとみて、残りの利用者に対しても検診を進めている。

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