埼玉新聞

 

<新型コロナ>避難所の密、テントで回避 感染対策に配慮した避難所、川越市が開設・運営訓練

  • 密を避けるため設置される避難所用テントが並んだ訓練会場=川越市立教育センター体育館

 川越市は、新型コロナウイルス感染対策に配慮した避難所の開設・運営訓練を市立教育センターで行った。避難所の密を回避するために設置する避難所用テントの組み立てや、避難者の受け入れ手順などを確認。職員でつくる避難所運営班のリーダー、各市民センター長や公民館長、自治会連合会の支会長ら約40人が参加した。

 コロナの感染拡大を受け、市は職員向けに避難所の対応マニュアルを作成。マニュアルに基づき、新たに配備した避難所用資機材の設置や検温などこれまでなかった対応を実践し、避難所での迅速な活動につなげる。

 受け入れ訓練では避難者が入所する際に非接触型体温計を使った検温、健康管理チェックリストの配布、避難者の状態に応じたスペースの振り分けなどの手順を確認した。ワンタッチで簡単に設置できる避難所用テントの組み立て・収納体験や段ボールベッドの強度も点検した。

 市は避難所用テント(縦横2メートル10センチ、高さ1メートル40センチ)を本年度中に1500張り備蓄する計画を立てている。各避難所で使用し、一般的な学校体育館だと20張り程度設置できるという。

 防災危機管理室は「感染防止のためには十分なスペースを要し、収容人数の面で厳しい避難所運営が見込まれる。学校教室を利用するなど対応を図りたい」と話している。発熱など体調不良の避難者に対しては原則、個室の専用スペースが用意されるという。

 訓練に参加した川合善明市長は「避難所ではコロナに配慮した対応が必要となってくる。訓練で認識と理解を深めていただきたい」と述べた。自治会連合会の本間幸治会長(75)は「学んだことを各地域に持ち帰り、地元で共有できるといい」と話していた。

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