埼玉新聞

 

聖火リレー、埼玉は21年7月6~8日 公募ランナー75人を優先、ルートは微調整する可能性も

  • 川口市へ戻った記念式典で、中学生らが聖火台に点火した=2019年10月6日、JR川口駅東口のキュポ・ラ広場

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、聖火リレーの都道府県別の日程を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で来年夏に延期された大会の日程に合わせて日付を1日ずつ前倒しした以外は、従来の計画を維持した。五輪の聖火は来年3月25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)をスタート、121日間で全国47都道府県の859市区町村を巡る。

 東京五輪・パラリンピックの県内での聖火リレーは、五輪が2021年7月6~8日に、パラリンピックは同8月19日に実施される。

 県オリンピック・パラリンピック課によると、県内40市町(23区間)を通過する五輪の聖火リレーのルートは原則維持するが、市役所や公園などの工事に伴い、ルートを微調整する可能性もあるとしている。パラの聖火リレーは、6市町(5区間)を走る。

 県の公募枠で選ばれた五輪の聖火ランナー75人については、優先的に走ることができる。日程が1年延びたため、組織委員会が今後、個々のランナーに参加の意思確認を行うという。

 大浜厚夫県スポーツ局長は「1年後の同じ曜日に、原則当初の予定と同じルートを同じランナーに走っていただけることになった。引き続き、関係市町村とともに新型コロナウイルス対策に全力を尽くし、オール埼玉で安心・安全に聖火リレーが実施できるようしっかりと準備を進めていく」とコメントした。

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