埼玉新聞

 

ベイシア上尾平塚店、1日開店 総菜需要を掘り起し、スマホで総菜の予約注文と決済できるサービス導入

  • 1日に開店したベイシア上尾平塚店=1日、上尾市平塚

 県内で食品スーパーなどを展開するベイシア(前橋市)は1日、上尾市平塚に上尾平塚店を開店した。県内では26店目、上尾市内でフルモデルでの出店は初で、県内の県央エリア強化の一環で出店した。昨年から始めたスマートフォンで総菜の予約注文と決済ができるサービスの導入や、手頃な価格の弁当などを販売。幅広い年齢層の利用を見込み店内に広めのイートインスペースを開設するなど、集客に努め、年間売上は23億円を目指す。

 新店は上尾市民球場から東へ約1キロに位置し、食品スーパーのマルエツが核だった商業施設の後継店として出店した。敷地面積は1万4千平方メートル、ベイシアの売り場面積は3019平方メートルで、駐車台数は231台分を用意した。テナントにスギ薬局、100円ショップのセリア、スポーツジムのエニタイムフィットネスが入居する。

 主要商圏は周辺3キロ圏内の14万人、5万6千世帯を想定。同圏内に多い60歳以上や、子育て・共働き世帯をターゲットにしている。

 品ぞろえは約1万3千点。ターゲット層の総菜需要を掘り起こすため、新座店(新座市)に次いで2店舗目となるスマホで総菜の予約注文と決済ができる「タッチde(デ)デリカ」を導入。常時40種以上の総菜を取り扱うほか、揚げ物全般やギョーザなどは注文から最速30分後に店舗で提供できるようにする。また、鮮魚部門が仕入れた魚を使った各種焼き魚弁当を充実させる。常時3~5種程度を398円(税別)で提供し、シニア層の取り込みを狙う。

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