埼玉新聞

 

東秩父村長選、足立理助氏が無投票で3選 新型コロナ対策や少子高齢化に課題、かじ取り試される

  • 足立理助氏

 東秩父村長選と村議補選は18日告示された。村長選は無所属で現職の足立理助氏(70)以外に立候補者はなく、無投票で3選を果たした。村議補選も無投票で、無所属新人の鷹野明氏(67)が初当選した。

 足立氏は午前9時すぎから同村奥沢の自宅前の選挙事務所で出陣式。新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止も検討したが、縮小して実施した。この後、選挙カーで村内を回った。午後5時すぎ、当選が決まると「村民の皆さんの声を聴きながら、地方創生、持続可能な地域村づくりを進めて行きたい」と語った。

 前回に続き無投票だった。2期8年間、防災情報通信システムの導入や特別養護老人ホームの誘致などを手掛けてきた。当面は新型コロナ対策や災害復旧など、長期的には人口減少、少子高齢化(高齢化率43・3%)の課題も抱えており、同氏のかじ取りが試される。

【略歴】(1)東秩父村長(2)比企郡町村議長会会長、村監査委員、村商工会青年部長、保護司(3)県立玉川工業高校(4)東秩父村(5)奥沢

【公約】(1)災害対策の推進(2)コロナ対応(3)子育てしやすい環境の整備(4)健康長寿の村づくりを推進(5)産業の振興(6)移住定住の促進

略歴は(1)職業または肩書(2)経歴(3)最終学歴(4)出身地(5)現住所―の順。埼玉新聞調べ

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