埼玉新聞

 

教員免許が切れた男性教諭、3カ月間勤務 勤務する学校が気付く 県教育局、採用無効に

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県教育局は5日、県南部の県立特別支援学校の男性教諭(33)を教員免許の期限が切れている状態で臨時的任用教員(講師)として採用していたことが分かり、7月31日付で採用を無効としたと発表した。教諭の免許は3月31日が期限だったが、同局は採用時に更新講習の修了確認を怠っていた。

 同局県立学校人事課によると、教諭は4月1日付で採用され、約3カ月間勤務していた。勤務校が教諭の書類を同局に提出するために準備していた際、免許失効に気付き、同局に確認したことから判明したという。

 教員免許については2008年から更新制が導入され、有効期限は10年とされており、更新には講習を受講、修了する必要がある。同局は今後、更新制度を職員に改めて周知し、採用時に必要な書類のチェックリストでの確認を強化するなど、再発防止に取り組むとした。

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