埼玉新聞

 

ここが私の居場所…元日向坂46・渡邉美穂さん「埼玉愛」で広がる活躍 おすすめグルメはやはり「うますぎる」

  • 「県民の日をきっかけに、新たな埼玉の魅力を楽しんで」と笑顔で話す渡邉美穂さん(相澤利一撮影)

    「県民の日をきっかけに、新たな埼玉の魅力を楽しんで」と笑顔で話す渡邉美穂さん(相澤利一撮影)

  • 埼玉県マスコット「コバトン」と、埼玉新聞公式キャラクター「サイのぶん太くん」を抱えて笑顔を見せる渡邉美穂さん(相澤利一撮影)

    埼玉県マスコット「コバトン」と、埼玉新聞公式キャラクター「サイのぶん太くん」を抱えて笑顔を見せる渡邉美穂さん(相澤利一撮影)

  • 「県民の日をきっかけに、新たな埼玉の魅力を楽しんで」と笑顔で話す渡邉美穂さん(相澤利一撮影)
  • 埼玉県マスコット「コバトン」と、埼玉新聞公式キャラクター「サイのぶん太くん」を抱えて笑顔を見せる渡邉美穂さん(相澤利一撮影)

 女優として、マルチに活躍の場を広げている埼玉県出身の渡邉美穂さん(23)が、埼玉新聞社の単独取材に応じ、埼玉の魅力や今後の抱負について語った。2022年にアイドルグループ「日向坂46」を卒業後、埼玉関連のイベントや番組などに多数出演。地元の情報発信に努めている。インタビューでは、「埼玉愛」があふれる渡邉さんの思いを聞いた。(森本勝利)

―まずは地元埼玉への思いをお聞かせください。

 「埼玉生まれ、埼玉育ち」という生粋の埼玉県民として、さまざまなお仕事を通じて、地元の魅力を知っていただけることは、本当にうれしい限りです。以前は「ださいたま」とイジられていたりもしましたが、映画「翔んで埼玉」の効果などもあり、埼玉の知名度が徐々に上がってきたように感じています。

 周囲からも「今度埼玉に行くので、おすすめの場所とか教えてください」と聞かれることが増えました。埼玉出身の方々とご一緒する機会には、「埼玉トーク」で盛り上がるなど、横のつながりを実感しています。まだまだ知らない埼玉の魅力があると思うので、私自身もいろいろな発見をしていきたいです。

―埼玉で思い出の場所やおすすめの観光スポットはありますか。

 テレビ埼玉の番組ロケでうかがった、飯能市の「ムーミンバレーパーク」は、とても素敵な場所でした。以前からずっと行きたかったのですが、自然豊かで園内にある建物も可愛らしく、一日中いても満喫できるなと思いました。

 思い出の場所は浦和駅周辺エリアです。北口改札を抜けた先にある「蔦屋書店」や、映画を見るなら「浦和パルコ」など、青春時代を振り返る上では欠かせないスポットです。

―おすすめの埼玉グルメがあれば教えてください。

 やはり埼玉銘菓「十万石まんじゅう」は外せません。お土産などでいただくと、ついつい全部持ち帰ってしまいます。最近見つけたのは、蓮田に本店がある「和風楽麺 四代目 ひのでや」の「はまぐりラーメン」です。あまりの美味しさに感動しました。

 埼玉代表としてバラエティ番組に出演すると、まだまだ知らない地元の名物に出会えたりします。食べることが大好きなので、これからも埼玉グルメを探究していきたいです。

―今年4月には、「埼玉バスケットボールアンバサダー」に就任。バスケットボールの魅力を、県内外に発信しています。

 アンバサダー就任のお話をいただいた時は、ただただうれしかったです。小中高の12年間、バスケを続けてきて本当に良かったと、過去の自分を褒めたいです。大好きな故郷埼玉と、大好きなバスケが掛け合わさった大切な役目ですので、一生懸命頑張りたいです。

 埼玉にはBリーグのチームが2つありますし、先日行われたワールドカップの影響で、プロバスケの認知度も少しずつ高まってきています。実は小学生の時、「さいたまブロンコス」の体験会に参加したことがあります。そういったイベントに出演してみたり、バスケを通じた交流の輪を広げていきたいです。

―今後、埼玉でやってみたいお仕事はありますか。

 グループ卒業後は仕事の幅が広がり、ありがたいことに、埼玉関連のお仕事をいただく機会が増えました。「埼玉に関わるお仕事は、なるべくお引き受けしたい」という気持ちです。こうして芸能活動が続けられるのも、埼玉で暮らす家族や友人をはじめ、地元の皆さまに支えていただいているおかげです。「恩返し」の思いで、いろいろなことにチャレンジしたいです。

 例えば、「埼玉」を題材にした作品に出演したり、選挙の投票啓発を促すポスターのイメージキャラクターなど、埼玉で多くの夢を叶えられたらうれしいです。

―埼玉県民の皆さまにメッセージをお願いします。

 東京でお仕事をしていると、埼玉の暮らしやすさを感じる機会も多く、改めて埼玉で生まれ育って良かったと実感しています。埼玉に帰省して見慣れた風景に触れると、「ここが私の居場所」だと、しみじみ思います。

 埼玉県民の皆さまと同じ場所で育ったことは誇りです。埼玉にはまだ知らない魅力的な側面がありますので、今回の「埼玉県民の日」をきっかけに、家族や友人と埼玉で思いっきり遊んでほしいです。

 今後の目標として、私はお芝居をすることが好きなので、演技を中心に活躍の場を広げていきたいです。バスケや埼玉関連のお仕事も積極的にしていきたいので、「『渡邉美穂』といえば『バスケの子』『埼玉出身』」と、言っていただけたらうれしいです。これからも応援のほどよろしくお願いいたします。

―ありがとうございました。

■渡邉美穂(わたなべ・みほ)さん

 2000年2月24日生まれ。埼玉県出身。埼玉応援団、埼玉バスケットボールアンバサダー、Wリーグアンバサダーを務める。2017年~2022年まで日向坂46で活躍。卒業後は俳優・タレントとしてマルチに活躍中。

 主な出演作にテレビドラマ『イチケイのカラス スペシャル』(CX)、『ブラザー・トラップ』、ミュージカル『SUNNY』、ヒロインを演じた『星になりたかった君と(NTV)、『グッドモーニング、眠れる獅子』(ひかりTV)など。

 現在、映画紹介番組『シネマ・アディクト』(BSテレ東)ナビゲーターとしてレギュラー出演中。

=埼玉新聞WEB版=

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