埼玉新聞

 

<新型コロナ>男性1人死亡 64人感染…感染者確認の医療機関や飲食店勤務の男女ら 都と関連が12人

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは23日、新型コロナウイルス感染者を新たに64人確認し、80代の男性が死亡したと発表した。感染者の内訳は県発表が47人、さいたま市9人、川口市5人、越谷市3人。

 これまでに確認された感染者は1955人(チャーター便帰国者含む)。死者71人。重症者5人。感染者の指定医療機関への入院は62人、一般医療機関への入院は196人。ホテル療養は90人、自宅療養68人。859人が退院し、療養終了は545人となった(23日午後5時現在)。

 県によると、県管轄で感染が確認されたのは男女47人。接待を伴う飲食店に勤務する20代女性の感染が確認されたほか、これまでに職員2人の感染が確認されている県内の福祉施設に勤務する50代女性職員の感染も判明。12人が勤務先が都内など都と関連があった。

 死亡した80代男性は、基礎疾患の悪化により県内の医療機関に入院する際、検査で陽性と判明。22日に死亡した。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは同市に住む男子高校生と40代母親を含む10~80代の男女8人と都内在住で市内の医療機関に勤務する40代医療職女性の9人。男子高校生の40代父親は既に感染が判明している。20代男性医療職は勤務先の市内医療機関に陽性者がいる。

 川口市やさいたま市教委によると、新たに感染が判明したのは10~40代の女性5人。3人は民間の検査で判明した。40代女性と10代の女子学生はさいたま市に住む同居の親子。女子学生はさいたま市立中学校に通っている。30代のアルバイト女性、専門学校などに通う20代の女子学生2人の感染も確認された。

 越谷市によると、感染が判明したのはいずれも市内に住む60代無職男性、40代会社員男性、50代会社員男性の3人。いずれも軽症で入院している。

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