埼玉新聞

 

映画『翔んで埼玉』公開 県内の映画館、初日から大盛況「県民で良かった」「埼玉愛を感じた」

  • 公開初日には多くの来場者が訪れて作品を鑑賞した

 映画「翔んで埼玉」が22日、全国の映画館で公開した。(森本勝利)

先着1万名、県内全上映劇場で“高級野菜の種”と特別紙面を配布

 同作は魔夜峰央さん(65)が約30年前に描いた漫画『翔んで埼玉』を映画化したもの。作中に登場する過激な「埼玉ネタ」が話題となり、原作の累計発行部数は69万部(今年1月現在)を突破している。

 今月7日には、主演の二階堂ふみさん(24)らが県庁を訪れ、上田清司知事を表敬訪問。また「ガリガリ君」(赤城乳業)や、「十万石まんじゅう」(十万石ふくさや)など、埼玉を代表する企業とのコラボ商品発売といったPRを積極的に展開し、大きな話題を集めている。

 県内の劇場には話題の作品を見ようと、初日から多くの人が来場した。さいたま市緑区の山田怜奈さん(20)は「県民はぜひ見てほしい」。同市中央区の森田鮎美さん(37)は「埼玉県民でよかったと思ったのは初めてかも」と話した。

 MOVIXさいたま副支配人の本谷彰啓さんは「ご当地映画ということもあり反響も大きい。ぜひ県内の映画館で見てほしい」と述べた。

 埼玉新聞社では、県内の上映館限定で作品を紹介した特別紙面と、トキタ種苗の協力で、劇中のセリフ「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」にちなんだ、“そこらへんの草”の種ならぬ県民が愛する“高級野菜の種”をセットにして先着1万人に配布した。

=埼玉新聞WEB版=

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