埼玉新聞

 

おやつにも最適 使用予定なくなったジャガイモ、加須で子ども食堂などに配布【#コロナとどう暮らす】

  • ジャガイモを受け取る「こども食堂応援隊」の内田圭一代表(左)。右は木村幸雄館長=加須市外野の市立利根川こども館

 使用する予定のなくなった食材を活用してほしいと、加須市外野の市立利根川こども館で、市内の子ども食堂やフードパントリー運営団体などにジャガイモ約200キロと備蓄用パン24缶入り40箱が配布された。

 ジャガイモは市の子育て支援課、パンは危機管理防災課の提供。ジャガイモの品種は男爵。利根川こども館で予定していた「ちびっこ広場」のジャガイモ掘りが新型コロナウイルス感染症の影響で中止になったため。パンも市の防災訓練などで使う予定が、同じ理由で中止になった。

 利根川こども館の木村幸雄館長(62)は「やむなく中止になったことから、ジャガイモ掘りは職員で行った。いろいろな料理に使えるのがジャガイモ。おやつにも最適」と話した。

 「こども食堂応援隊」の内田圭一代表(78)は「5月には学校給食の食材(うどん粉など)を頂いている。ジャガイモは無駄にすることなく役立てたい」と感謝。社会福祉法人「光の子どもの家」の栄養士関根裕介さん(35)は「カレーなどの料理に使いたい」と話した。

 ジャガイモの一部は、地元の大越幼稚園にも提供するという。

ツイート シェア シェア