埼玉新聞

 

パワーみなぎる「メディックス薬膳カレー」 バレー・埼玉上尾×日本薬科大で開発 桶川できょうから提供

  • アスリートに食べてもらうコンセプトで作った薬膳カレーを試食する関係者ら=埼玉県桶川市若宮の桶川市民ホールプチホール

    アスリートに食べてもらうコンセプトで作った薬膳カレーを試食する関係者ら=埼玉県桶川市若宮の桶川市民ホールプチホール

  • アスリートに食べてもらうコンセプトで作った薬膳カレーを試食する関係者ら=埼玉県桶川市若宮の桶川市民ホールプチホール

 埼玉県の桶川地域文化振興協同事業体(代表企業サイオー)は、桶川市民ホールプチホールで、日本薬科大学(伊奈町)、女子バレーボールチーム埼玉上尾メディックスらと共同で取り組んだプロジェクト「メディックス薬膳カレー」の完成報告会を行った。

 同プロジェクトでは、薬科大の漢方医学を基にしたレシピをアレンジし、メディックスの選手や桶川高校、桶川西高校の女子バレーボール部の部員らが試食、アンケートで協力して「アスリートにも食べてもらいたい薬膳カレー」を作り上げた。都築稔学長は「漢方専門医であり、カレーの専門家でもある先代の学長が発明した薬膳カレーの中味をブラッシュアップできた」と自信を持って説明。

 「メディックス薬膳カレー」は古来から生薬として使われているショウガやターメリックなどのさまざまなスパイスを使い、発汗作用や代謝作用を上げ、体を温める効果をもたらす。トマト、カボチャ、ホウレンソウ、キクラゲ、タマネギなどの野菜をぺースト状にし、豆乳でまろやかに仕上げている。

 山岸あかね選手は「体の中からパワーがみなぎりそう。前回の試食の時はからすぎて食べられなかったけれど、完成したカレーはとてもおいしかった」と笑顔で感想を話した。来賓として出席した小野克典市長も「ザ・薬膳カレーという感じ。スパイスが効いているのにマイルドで体に良さそう」と絶賛した。

 「メディックス薬膳カレー」は11日から、さいたま文学館のけやきカフェで提供される。

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