埼玉新聞

 

今シーズンの登山の安全を祈願 秩父・小鹿野の両神山で開山式「山できれいな空気を吸って」

  • 鈴木正行宮司(右から2人目)のおはらいに合わせて、登山の安全を祈願する関係者たち=18日午前11時10分ごろ、小鹿野町両神薄の両神神社

 日本百名山の一つである両神山(標高1723メートル)の開山式が18日、小鹿野町両神薄の両神神社で行われ、関係者たちが今シーズンの登山の安全を祈願した。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止で、規模を縮小して行った。

 日向大谷登山口にある両神神社での祭典後、今年は雨天のために登山道ではなく、神社で安全祈願を実施。鈴木正行宮司が大麻(おおぬさ)を左右に振っておはらいし、森真太郎町長や黒沢光司町議会議長、宮下敏郎小鹿野署長などの参列者も一礼して登山の安全を祈った。

 鈴木宮司は「新型コロナウイルスが早く落ち着き、登山客が山で安心してきれいな空気を吸ってもらえれば」と話していた。

ツイート シェア シェア