埼玉新聞

 

東武鉄道、日比谷線直通の座席指定列車を運行 都心への快適性・利便性向上へ 6月6日にダイヤ改正

  • 70090型のTHライナー。各駅停車としても運用される

  • ゆったり着席できるクロスシート車(東武鉄道提供)

 東武鉄道は6月6日にダイヤ改正を行い、東武線・日比谷線相互直通の座席指定制列車「THライナー」の運行を始める。

 朝夕のラッシュ時間帯を主に、平日の下りは霞ケ関―久喜間に5本、上りは久喜―恵比寿間に2本を運転する。

 下りのTHライナー1号の発車時間は霞ケ関午後6時2分発で久喜には同7時19分に着く。同3~9号の4本も同7時2分、同8時2分と1時間後の同時刻に発車する。また上りのTHライナー2号は久喜発午前6時12分―恵比寿着7時44分と、同4号は久喜発同8時13分―恵比寿着同9時46分。

 停車駅は上りの場合、東武線内が久喜、東武動物公園、春日部、せんげん台、新越谷。日比谷線内は上野、秋葉原、茅場町、銀座、霞ケ関で同駅から恵比寿まで各駅に止まる。北千住は東武線と日比谷線の接続駅で、乗務員交代のため停車はするが、ドアは開かず乗降はできない。

 座席指定料金は久喜~春日部から日比谷線各駅は大人680円、小児350円。せんげん台・新越谷から日比谷線各駅は大人580円、小児300円。

 使用列車は70090型のロング・クロスシート転換車で6編成を新造。THライナーの時はクロスシート、普通列車の場合はロングシートに転換する。同社は「都心への通勤や外出の利用者の快適性・利便性が向上し、着席通勤や子ども連れでの利用など、多様なニーズに応える快適な輸送が実現する」としている。

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