埼玉新聞

 

今日もダメ…後ろ向きの言葉で今までにない応援ソングも 春日部出身の音楽ユニット、2枚目のアルバム発売

  • アルバムとワンマンライブについて語るヒメクリの池田圭一さん(左)と星野みなみさん

 春日部市出身の歌謡ポップユニット「ヒメクリ」が、セカンドフルアルバム「Memory Of Melody」(税込み2500円)を発売した。4月には東京都内で結成5年目にして初のワンマンライブが決定しており、「来てくれるお客さんと一緒に楽しみたい」と声をそろえる。

 ヒメクリはギターの池田圭一さん(25)とボーカルの星野みなみさん(25)のデュオ。2016年1月に結成し、シングル、ミニアルバム、フルアルバムをそれぞれ1枚ずつ制作。コンテスト優勝や台湾公演をするなど実績を重ねている。

 今作は未発表7曲を含んだ13曲を収録し、「『これまでとこれから』というのが大きなイメージ」と池田さん。明るい曲調の「歌おう!~Let's Sing A Song~」や「走れ!」は、前向きな歌詞を軽快なメロディーで歌ったヒメクリらしい曲になっている。

 一方で、「今までにない応援ソングのつもりで書いた」(池田さん)という「アンブレラ」は、「もう嫌になる」「今日もダメ」といった後ろ向きの言葉を多く使った。「静かな朝に」ではラップ調を初めて入れるなど、新しい取り組みもした。星野さんは「曲の世界観を大切にしながら一曲一曲歌いました」と話す。

 ワンマンライブは4月26日午後6時半から、東京都中野区のライブハウスで開かれる。今作からも演奏予定で、「お待たせした分、納得できるものができる状態」と池田さん。星野さんは「念願のワンマンライブ。これまでとこれからの思いをつないでいけるよう精一杯歌います」と意気込んでいる。

 アルバム、チケットの問い合わせは、ヒメクリの公式サイト(https://www.himekuri-official.com/)へ。

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