台風19号による河川氾濫に伴う館内浸水被害で休業していた東松山市あずま町の大型商業施設「ピオニウォーク東松山」で、アピタ東松山店と一部のモール専門店が27日、営業を再開した。

　同施設は浸水被害のため10月13日から臨時休業していた。運営会社のユニーによると、アピタ東松山店と、モール専門店街の120店舗のうち、67店舗が営業を始めた。年末年始も営業する。

　この日は、午前10時の営業再開前、玄関前に約100人が並んだという。割り引きをする店舗も多く、女性服の専門店では全品「50％オフ」の札が付いていた。スタッフは「長い間、休業していた。感謝の思いを込めての歳末セールです」と話していた。

　地元の60代の女性は「再開を待ちわびていました。ここに来れば、何でもそろうので良かったです」と話していた。