埼玉新聞

 

自転車の男性、突然倒れけいれん…居合わせた高校生ら、授業で習った心肺蘇生法で救助 消防局が感謝状

  • 草加八潮消防局の浅井厚紀消防長(左)から感謝状を受け取った徳竹翔也さん(右)と小岩井翔太さん=草加市青柳の県立草加高校

 草加市内の路上で突然倒れた男性に応急手当てを行い、人命救助に大きく貢献したとして、草加八潮消防局は県立草加高校2年生の徳竹翔也さん(17)と小岩井翔太さん(17)に感謝状を贈った。1月31日、同校で感謝状の贈呈式が行われた。

 徳竹さんと小岩井さんは、近所の熱帯魚ショップに向かっていた1月5日午後0時半ごろ、同市北谷1丁目の路上で、対向から自転車で走ってきた10代男性が突然倒れるのを目撃。2人が急いで駆け付けると男性はけいれんしている状態で、「大丈夫ですか」と声を掛けても動かなかったという。

 2人とその場に居合わせた別の男性の3人で、119番通報や自動体外式除細動器(AED)を取りに行くなど分担して行い、高校の授業で習ったという心肺蘇生法を救急隊の到着まで続けた。「自分たちがやらなかったら誰が助ける、と思った」と徳竹さん。男性の免許証を確認して、処置している間「気付きやすいように」と名前を呼び続けた。男性はその後病院に運ばれ、現在は回復してすでに社会復帰しているという。

 贈呈式で浅井厚紀消防長は「高校生が中心となって勇気を出して応急処置していただき、1人の命が救われた」と2人に感謝の言葉を述べた。徳竹さんは「1人の人命を助けられたことがうれしい。感謝状をいただけて光栄です」。小岩井さんは「もしまた同じような場面に遭遇しても積極的に助けたい」と笑顔を見せていた。

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