埼玉新聞

 

年間11万個も売れるマカロン!蕨の人気菓子店“わらびもち”も絶品 ハイレベルな埼玉スイーツ物語る新食感

  • わらびもちショコラ/ラ・パティスリー・ドゥ・フレル

    わらびもちショコラ/ラ・パティスリー・ドゥ・フレル

  • わらびもちショコラ/ラ・パティスリー・ドゥ・フレル

 蕨市の菓子店ラ・パティスリー・ドゥ・フレル。店内に入ると目の前にずらっと焼き菓子のマカロン。全部で30種類、華やかな色に目を奪われる。年間で11万個も売り上げるそうだ。

 代表取締役の田村洋樹さん(43)は、東松山市内の有名店で10年間修業したのち、フランスへ。三つ星レストランのシェフが開いたパティスリーで2年間腕を磨いた実力派。2016年にマカロンを主力商品に開業し、「蕨らしい商品も」と生み出したのが「わらびもちショコラ」だ。

 パイ、わらびもち、チョコレートガナッシュの3層からなり、チョコレートでコーティング。パイのサクッ、わらびもちのもちっとした食感。ラム酒の風味も効いたガナッシュの濃厚な甘さ。三位一体の味わいは唯一無二の逸品。

 フランスで学んだ製法で作ったパイ、東松山で腕を磨いたチョコレート。技を駆使して、出来上がるまで2週間。「手をかけたぶん、お客さんは『おいしい』と言ってくれる」と田村さん。蕨の伝統産業の双子織をイメージした包装紙もすてきだ。

■メモ

 ラ・パティスリー・ドゥ・フレルは蕨市南町4の12の20(電話048・242・3433)。営業は午前10時~午後7時。火曜定休。わらびもちショコラは1個345円、3個セット1306円。

■埼玉みやげラボ代表・斉藤哲也さんの話

 埼玉スイーツのレベルの高さがよく分かる逸品で、満場一致で蕨ブランド認定品にも選ばれた。和と洋が織り成す新食感は、舌の肥えた埼玉都民も魅了するはず。31日までJR浦和駅構内にて催事出店中なのでお見逃しなく。
 

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