【NEOインタビュー㉔】ホレスト 会社を支える”当たり前” 入間市
一戸建ての木造住宅に使用されるプレカット材の輸送と保管を一括して受けるなど気の利いた仕事で顧客の信頼を獲得し、企業規模を拡大してきたホレストが来年に創立20周年を迎える。 所沢市に構えたマンションの一室から事業を始めたが、今では100人以上のドライバーを抱え、県内外に拠点を持つ。企業を支えるのが、ユニークな行動指針の「A(当たり前のことを)B(ばかにしないで)C(ちゃんとやる)」。きっかけは、林利浩社長が書籍で見つけた文言から。社内会議では必ず復唱するほど大切にしている。長男の林利也常務は「人として基本的なことができているからこそ、荷主からの指名につながっている」と重要性を強調する。
保有車両の9割をスポット便で使用。利也常務は「自分たちの配車力で売り上げを増やせることが強み」と語る。ただ、スポット便は毎月の売り上げが不安定。「これからはスポット便の強みをなくさずに、定期便の受注を増やして毎月の売り上げを安定させる必要がある」と考える。
「頼まれ事は試され事」の精神で、顧客からの依頼は可能な限り実現した。利浩社長は「できませんと言ってしまうと二度と頼んでもらえないかもしれない。『完璧に手配します』と言えれば、お客さんは電話したかいがあると思ってくれる」と胸を張る。
業界の良くない印象を気にする利也常務は「3Kや5Kなど大変な職種と思われているが、イメージを変えたい。しっかりした企業を目指すためにも、AI(人工知能)やDX(デジタルトランスフォーメーション)化に取り組んでいく」と、自社と運送業の未来を変えていく。
■私を支える 「お客さまの感謝」
高校卒業後、大工や倉庫作業員などを経験。25歳の時に、利浩社長から誘われて入社した。「配送で困っている人を一人でも多く助けたい」と尽力してきた利也常務の原動力は、お客さまからの「ありがとう」。感謝される喜びは社内の全員で共有する。年末には客先から指名や感謝をされたドライバーを表彰している。
この取り組みは、顧客を大切にする利浩社長の影響が大きい。「お客さまから『林さんに頼んで良かった』と言われる姿を見てきた」と回顧し、「社長の配車能力を引き継げるのは自分しかいない。そこを自負して、これからもお客さまを助けたい」と力を込める。








