埼玉新聞

 

日本製紙、八代の紙生産再開断念 熊本地震の損傷大きく、復旧困難

  •  記者会見する日本製紙の瀬辺明社長。7月の熊本地震で被災した八代工場での新聞用紙などの生産再開を断念すると発表した=6日午後、東京都千代田区

     記者会見する日本製紙の瀬辺明社長。7月の熊本地震で被災した八代工場での新聞用紙などの生産再開を断念すると発表した=6日午後、東京都千代田区

  •  地震で巨大な煙突が折れ従業員が犠牲となった日本製紙八代工場=7月、熊本県八代市

     地震で巨大な煙突が折れ従業員が犠牲となった日本製紙八代工場=7月、熊本県八代市

  •  記者会見する日本製紙の瀬辺明社長。7月の熊本地震で被災した八代工場での新聞用紙などの生産再開を断念すると発表した=6日午後、東京都千代田区
  •  地震で巨大な煙突が折れ従業員が犠牲となった日本製紙八代工場=7月、熊本県八代市

 日本製紙は6日、7月の熊本地震で被災した八代工場(熊本県八代市)について、新聞用紙やコピー用紙、製紙用パルプの生産再開を断念すると発表した。設備や建屋の損傷が大きく、多額の費用や時間がかかるため「復旧は困難」だと判断した。工場自体は維持する方針で「新たな事業の可能性を検討する」としている。

 約400人の従業員については、他工場への異動などを通じてグループ内での雇用確保に努める。

 八代工場は1924年設立。日本製紙にとって九州唯一の工場で、九州で新聞用紙を作っているのもこの工場だけだった。被災前の計画では、新聞やコピー用紙の生産を段階的に終了し、2028年からトイレットペーパーなど家庭向け製品の生産に切り替える予定で、設備投資を進めていた。新たな生産ラインの建設工事は停止し、家庭向け製品の計画も再検討する。

 未定としていた27年3月期の連結純損益予想は400億円の赤字になる見通しだと発表した。前期は117億円の黒字だった。

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