埼玉新聞

 

イタリア映画監督の殺害再捜査 パゾリーニ、謎残る事件

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 【ローマ共同】ローマの検察当局は、イタリアの伝説的映画監督で詩人のピエル・パオロ・パゾリーニが1975年に殺害された事件を再捜査することを決めた。ANSA通信が2日報じた。当初、少年の男娼が殺害を自白し、刑に服したが後に自白を撤回。これまでも再捜査が行われたが、事件は依然謎に包まれている。

 かつてパゾリーニの親族の代理人を務めた弁護士が、記者団体や映画監督らの依頼を受け、再捜査を申し立てた。事件の夜、少年は一人でなかったことを示す新たな証拠があるとしている。受刑後、元少年は犯人はほかにいると主張。2017年に死去した。

 パゾリーニは75年11月にローマのオスティア地区の海岸で死亡しているのが見つかった。遺体には激しい暴行を受けた痕があった。

 当初、パゾリーニの同性愛を巡る事件と扱われたが、政治的な陰謀論も広がった。盗まれた映画のフィルムを取り戻しに行き、犯罪集団が殺害に関与した可能性があるとも指摘される。

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