埼玉新聞

 

【NEOインタビュー㉑】串焼亭ねぎ ねぎらいの居酒屋に さいたま市浦和区

  • 滝沢祐太社長(右から2人目)と浦和裏門 通り店の従業員

 「お客さまも従業員もいい意味でラフにやっている。仕事帰りなどに、ふらっと来れるお店にしたい」。県内に18店舗を構え、安価でおいしい料理や酒にほれ込む常連客も多く、憩いの場となっている。居酒屋一筋約20年で、昨年12月に「ねぎコーポレーション」3代目社長に就任した。

 20歳の頃、地元の茨城県から埼玉に。6年前まで別会社の大手居酒屋チェーンに勤務していたが、20年以上住んだ埼玉に愛着を持っていたため、埼玉に根ざした場所で働きたいと思うようになった。そして、知人に紹介されたのが居酒屋「ねぎ」。それまで店を知らなかった滝沢さんは、知人と一緒に訪れて、すぐにフランクな雰囲気などに心引かれた。「もともと、お客さまとの距離が近い居酒屋がやりたかった。ねぎはまさに理想の居酒屋」

 店の名は、発祥の地である深谷市の深谷ねぎと、「ねぎらう」の二つの意味が込められている。コロナ渦の影響を大きく受け、厳しい状況が続いていたが、それでも「お客さまのため値段は上げられない」とお通し代や席料は無料のまま、値段を抑えた料理の提供を続けている。思いは客足を呼び戻し、売り上げは右肩上がりに回復した。

 9月25日、浦和区仲町に新たに浦和裏門通り店が開店。今年4月に惜しまれながら建物の老朽化により閉店した浦和店が、常連客からの熱い要望が多く寄せられ、場所を移して復活を遂げた。「地域に密着して、お客さまと従業員が一体となった店舗にしたい」と意気込む。「浦和の店を皮切りに店舗を増やして、毎日でも気軽に行ける、憩いの場になれれば」


■私を支える 「モチベーション」

 3代目に就任した滝沢さんを突き動かすのは夢の実現までのモチベーションという。9月25日に開店した浦和裏門通り店を含めて県内に18店舗を展開する串焼亭ねぎ。滝沢さんは「店舗数をどんどん増やしていきたい」と語る。

 18店舗の店には、深谷ねぎを用いた料理を中心に、約50種類のグランドメニューに加えて各店舗で考えられたオリジナルメニューを提供している。全く違う特徴で、一つとして同じ店は存在しない。「ねぎをゆくゆくは県外にも進出させたい。そのために自ら行動してそれを原動力にしている」と意気込み、「ねぎらい」の輪を広げていく。

【企業概要】1992年に深谷市で創業。1998年5月に設立され、今年9月25日に県内18店舗目となる浦和裏門通り店を開店した。各店舗の情報は公式ホームページから。本社は東京都渋谷区桜丘町15の8高木ビル410。電話03・6277・2177
【プロフィル】滝沢祐太(たきざわ・ゆうた) 茨城県出身。43歳。さいたま市在住。趣味は旅行。「国内制覇が目標。九州の割引キャンペーンを見つけたので、今度は大分県に行く予定」
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