女性死亡…拘禁刑8年求刑 無免許・酒気帯び・ひき逃げの男 夫が厳罰を訴え「いつも隣でテレビを見て感想を言い合っていた妻は二度と戻ってこない」 検察「無謀で危険極まりない悪質」
2026/10/24/07:32
幸手市の市道で無免許で酒気を帯びて車を運転し、女性をひき逃げして死亡させたなどとして、自動車運転処罰法違反(無免許危険運転致死)、道交法違反(ひき逃げ)、犯人隠避教唆の罪に問われた、幸手市南3丁目、無職の男(22)の論告求刑公判が23日、さいたま地裁で行われた。検察側は拘禁刑8年を求刑し、弁護側は情状酌量を求めて結審した。判決は12月17日。
論告に先立ち、女性の夫が陳述し、「いつも隣でテレビを見て感想を言い合っていた妻は二度と戻ってこない」と語った。被告人質問では妻に対する謝罪の言葉はなく、「犯した罪の重大さを実感するために厳重な処罰を」と訴えかけた。
検察側は論告で、被告の犯行態様は「無謀で危険極まりない悪質なもの」と非難し、車の所有者に身代わりを依頼していたことも悪質だとした。慰謝の措置が認められないことや交通法規の無視が顕著で、「再犯の恐れが大きく刑事責任は重い」とした。
弁護側は犯行を認めていることや母が指導監督を約束していることなどから、寛大な判決を求めた。
被告は最終意見陳述で「私の身勝手な行動で命を奪って申し訳ない」と述べた。
起訴状などによると、被告は5月20日、無免許運転をするとともにアルコールにより走行に支障が生じる恐れがある状態で自動車を運転し、幸手市内の道路を時速51キロで走行中にアルコールの影響により仮睡状態になり、対向を歩いていた女性=当時(77)=に衝突して死亡させ、救護措置を取らずに逃走したとされる。










