【NEOインタビュー④】AIベストパートナーズ 最先端技術で未来切り開く 東京都・文京区
「人工知能(AI)で業務改革を」。必達目標と掲げた学生起業から約2年。共同創業者の松島幸平さん(23)と二人三脚で、激動の時代を駆け抜けている。「学生起業特有のやりやすさもありつつ、経験や人脈がない中でのスタートは難しさもあった。AIでの業務効率化が叫ばれる時代の後押しを受けながら、先端技術を武器に挑戦を続けてきた」と振り返る。
揺るがない信念は「課題に向き合う」。技術起点ではなく対話重視の姿勢を貫く。イベント参加や展示会出展など、足で稼ぐ営業も怠らない。「できることは全部やる。スタートアップならではのスピード感と高い熱量で課題解決につなげたい」。起業家同士のネットワークを生かした紹介案件にも着実に応え、信頼と実績を積み重ねている。
AI活用の機運は高まりつつあるが、中小企業や現業職(ブルーカラー)での浸透は難しい状況が続く。「AIはとっつきにくい分野かもしれないが、より効率的な業務運営には欠かせない手段。社名の通り『ベストパートナー』になれるよう、一社一社に向き合っていきたい」。導入理解や開発費用などハードルはあるが、商品のパッケージ化や開発数を増やすことでコストを下げ、多種多様な業種で業務改革の波を起こす。
「覇気が全てを凌駕(りょうが)する」。未知の領域だからこそ、楽しみながら学ぶ気持ちとエネルギッシュな組織づくりで最適な解決策を提案。「埼玉企業が持つポテンシャルは高い。生まれ育った地元にも恩返しができたら」。感謝の思いを胸に、AIで埼玉の未来を切り開く。
◆私を支える 顧問の父・智さん
「息子と一緒にビジネスできるのは幸せ。まさに運命だった」と喜ぶのは父・智さん(60)。木村代表が創業した同時期に、サラリーマンを辞めて独立。中小企業診断士の資格を生かしたスタートアップ支援を行いながら、顧問として息子を支える。
ビジネスマンとしては、AI領域を得意にする会社との提携は大きな強み。親としては、「普段はほとんど会話がないドライな子だが、会社を立ち上げてから話す機会が増えてきた」とほほ笑む。
木村代表は「理想の父子関係はプロボクサーの井上尚弥さんと父・真吾さん。息子の仕事を親が見守る『逆跡継ぎ』みたいな形で、筋を通す良い対話ができたら」と笑みがこぼれた。










