【東京ウオッチ】ファッションショー未経験の人とも共有 デザイナー森永邦彦さん、故郷でパリコレの軌跡披露 いまのTokyoをつかむイベント情報(24日~11月1日)
◎今週の一推しトピック
▽「アンリアレイジのランウエー、国立駅前へ」(国立市)
ファッションブランド「アンリアレイジ」が、国立駅南口ロータリーと大学通りの歩道をランウエーとする大規模な屋外ファッションショーを、11月22日夜に開催する。同駅の開業100周年を記念する催し。
ブランドを率いるデザイナー森永邦彦さんは国立市出身。パッチワークのアトリエを構える故郷を、今回のショーの舞台に選んだ。2014年から25回にわたり発表してきたパリ・コレクションの軌跡をたどり、9月に発表したばかりの最新作も紹介。過去のパッチワークシリーズのスペシャルピースなどを含む全100ルックを披露する。
森永さんは「パリコレでは非日常や未来を見せてきたが、舞台を降りれば服は日常にあることを、ファッションショー未経験の人にも感じてもらいたい。100年前に実業家の堤康次郎が構想したこの学園都市で、自分の歩みを振り返ることができるのは幸せ」と語る。未来を示す最新作や、流行に左右されないタイムレスな衣服を一般客と共有し、次の100年に向けたファッションの在り方を考える機会にしたいという。
ショーは着席か立ち見で約1800人が観覧できる。地元の国立音楽大付属中・高校の生徒によるオーケストラ演奏と合唱も。合唱団は同市ゆかりのミュージシャン忌野清志郎さんの曲を歌う。「生の音楽と融合させ、ファッションには社会や人生、産業を変える力があると実感してほしい」
市や地元の小学校、企業も協力。「人間の内側から湧き上がるのが服作りの本質。参加した子どもたちがプリミティブな感覚を呼び覚まし、デザイナーやファッション産業に興味を持つ学びの場となったらうれしい」。応募期間は23~30日。国立市民は同市の、市外の人はブランドのサイトから、それぞれ応募可能。当選者には11月13日までにメールで招待状が届く。
○そのほかのお薦めイベント
【24日(土)】
▽「日本の伝統工芸と現代アートを融合」(~11月13日、千代田区)
ホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」の開業10周年を記念した特別アート展示が、同ホテルの36階ロビーで行われている。
デザイナー吉本英樹さんが率いるデザインスタジオ「TANGENT」と、アート・工芸プロジェクト「B―OWND」が、国内外で活躍するアーティストたちの作品をセレクト。企画担当の中川千穂さんは「和の伝統的な素材や技法を現代的な視点で再解釈した作品が、ホテル空間に溶け込んでいる」と話す。
南部鉄器のパーツを幾何学的にデザインしたマイケル・ヤングさん作の2組のテーブルは、工芸と数理を融合した作品。「脚部を紅白に塗り分け、桜模様を施した。和のめでたさの表現を、海外のお客さまが目に留めている」。吉本さんが弓をモチーフに、秋田の川連漆器を用いて制作したフロアライト「Arc」は、モダンなデザインが際立つ。
「子どもたちにも好評」という陶芸家・奥直子さんの「タヌキ 2025 ver.」はユーモラスな外見。まだら模様が穴になっており、そこから陶器の内側をのぞくと、鮮やかな上薬の色合いが楽しめる。
「地上約180メートルから望む開放的な景色と共に、日本の繊細な美意識が息づくアート作品を、国内外の方々に体験してほしい」
▽「『アディクション×トーガ アーカイブス』限定発売」(渋谷区ほか)
ファッションブランド「トーガ アーカイブス」とメイクアップブランド「アディクション」がコラボレーションした2026年の限定ホリデーコレクションが、23日から渋谷スクランブルスクエア、伊勢丹新宿店や銀座三越など全国各店で発売される。
「FLUID IDENTITY(流動的な自己表現)」をテーマに、型にはまらない一人一人の感性を解放する世界観を提案。アディクションの繊細な色や質感の表現と、トーガのデザイナー古田泰子さんによるプロダクトデザインが融合した商品を展開する。
注目は、ベルトの調節でミニバッグとしても使える、トーガデザインのシルバーの限定ポーチに入ったメイクアップキット(詰め合わせ)。血色感やきらめきを重ねるアイ&チークパレット、マットな質感のリキッドリップ、透明感のあるネイルなどがそろう。トーガの象徴的モチーフであるコンチョ(飾り金具)をかたどったネイルステッカー(爪専用シール)もセットされている。
またバッグチャームにもなるオリジナルリップケース付きのグロスキットなどもそろえた。コスメとファッションの境界を超えるコレクションだ。ジェイアール名古屋タカシマヤ、岩田屋本店(福岡)などでも販売。
▽「シャングリ・ラ東京のクリスマスケーキ&スイーツ」(千代田区、事前予約制)
ホテル「シャングリ・ラ東京」が、クリスマスケーキとスイーツの予約をオンラインで受け付けている。
注目は、サンタ姿のクマが運んできたイメージで作られた10台限定のシグネチャーケーキ(6万円)。ホワイトチョコレートのプレゼント袋の中に、2段仕立てのメロンショートケーキを忍ばせた。そのほか、定番のストロベリーショートケーキや、和三盆の上品な甘みのスポンジに奈良県産ブランドいちご「古都華」をぜいたくにあしらったケーキ(限定販売)、果実味豊かなオレンジコンフィを重ねたチョコレートムースなども用意する。
ラム酒漬けのドライフルーツとナッツを練り込んだ伝統菓子「メープル シュトーレン」や、栗の渋皮煮を包んだ大人向けの「マロン カシス シュトーレン」などの限定スイーツも展開。
ケーキの予約期間は12月22日まで、引き渡しは15~25日。スイーツは28日まで予約を受け付け、1~31日の引き渡し。いずれも売り切れ次第終了。















