埼玉新聞

 

川口市議の事務所周辺、街宣禁止に…さいたま地裁が10の政治団体に仮処分 街宣車約20台で「即刻議員辞職せよ」 周辺に自宅や市役所、子が通う小学校 市議側「平穏に生活する利益を侵害」

  • 仮処分を申し立てて会見した川口市の岡本さゆり市議=16日、さいたま市浦和区

    仮処分を申し立てて会見した川口市の岡本さゆり市議=16日、さいたま市浦和区

  • 【地図】川口市

    川口市の位置

  • 仮処分を申し立てて会見した川口市の岡本さゆり市議=16日、さいたま市浦和区
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 埼玉県川口市の岡本さゆり市議(37)の事務所周辺で「岡本さゆりは川口から出ていけ」などと街宣して妨害行為をしたとして、さいたま地裁は20日付で10の政治団体に対して、事務所の半径500メートル以内での街宣などを禁止する接近禁止命令の仮処分を決定した。

 9月29日付で同地裁に提出された申立書によると、団体は9月22日、岡本市議の事務所前で街宣車約20台を走らせ、拡声器を使用して「国賊岡本さゆりは即刻議員辞職せよ」などと大声を上げた。事務所周辺には岡本市議の自宅があり、市役所や岡本市議の子どもが通う小学校があることから、「平穏に生活し業務を遂行する法的利益を侵害していることは明らか」としている。

 16日に行われた会見で代理人の神原元弁護士は岡本市議が外国人の人権問題を扱っている議員だとし、「外国人の人権のために声を上げたらこうなるという前例ができてしまう。生活を脅かしている活動が果たして政治活動と言えるのか」と非難した。

 岡本市議は「民主主義に対する冒瀆(ぼうとく)だ。仮処分が出ることで確実に前に進むという希望が見えている。国籍関係なく人権を守っていきたい」と話した。

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