埼玉新聞

 

9年ぶりの「さいたまダービー」浦和レッズに軍配 RB大宮との激闘を3―2で制し天皇杯16強へ

  • 浦和―大宮 後半15分、浦和の笹(手前中央)が先制ゴールを決め、雄たけびを上げる

    浦和―大宮 後半15分、浦和の笹(手前中央)が先制ゴールを決め、雄たけびを上げる

  • 前半4分、大宮の木寺(左)が突破を図る

    前半4分、大宮の木寺(左)が突破を図る

  • 浦和―大宮 後半15分、浦和の笹(手前中央)が先制ゴールを決め、雄たけびを上げる
  • 前半4分、大宮の木寺(左)が突破を図る

 サッカーの第106回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は7日、NACK5スタジアム大宮などで3回戦が行われ、J1浦和とJ2大宮が対戦したさいたまダービーは、浦和が3―2で大宮に競り勝った。

 浦和は後半に笹、肥田野、オナイウ(神川町出身、正智深谷高出)がゴールを奪った。大宮は0―2から小林、1―3から泉が1点を返したが、同点が遠かった。

■貫いた攻めの姿勢/浦和

 浦和は公式戦で9年ぶりとなった大宮との“さいたまダービー”を制した。0―0の後半に均衡を破り、追い上げられる度に突き放してJ1チームの意地を見せた。曺監督は「4、5点取れる攻撃が見られた」と選手たちが貫いた攻めの姿勢を評価した。

 攻撃で大宮を上回った。2回戦の山梨学院大戦に続いて先発したGK福井のロングボールで好機をつくるなど押し込んだ。後半も優位に進め、同2分に笹が放ったシュートがクロスバーを直撃するなど勢いは続いた。

 決め切れない時間が続いたが、同15分に笹のヘディングシュートでついにネットを揺らした。先制点を挙げた笹はサポーターに向けて雄たけびを上げて喜びを爆発させた。攻め手を緩めずに肥田野、オナイウが追加点を挙げ、押し切った。

 満員となったスタジアムでファン・サポーターの期待に攻撃では応えてみせた。だが守備への不安は拭えていない。指揮官は「失点は反省すべきだ」と課題を抱えたままだ。攻守で成長を図り、2021年以来の優勝を狙う。

■反撃遅く、あと一歩/大宮

 “さいたまダービー”での勝利を目指した大宮の反撃は、直近2連勝と勢いに乗る浦和を捉え切れなかった。浦和にボールを回され、主導権を握られた。後半に先制されてから常にリードを許し、1点を返しても突き放されて追い付くことができなかった。

 0―2の後半19分、茂木のクロスを小林が流し込んで反撃開始。しかし、同34分に空いたスペースを突かれて失点し、点差を広げられた。同37分に泉のゴールで追い上げるも、及ばなかった。放ったシュート5本は全て後半。攻撃のエンジンがかかるのが遅かった。

 ナダル監督は「最後までエネルギッシュに、やれることはできた」と前向きに捉える。リーグ次戦は中2日、ホームで八戸戦。J1浦和としのぎを削った戦いの厳しさをJ2に持ち込めば、おのずと勝利が見えてくる。

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