埼玉新聞

 

無許可モスク撤去命令 川越市「再三の是正指導従わず」

  • 市街化調整区域に建設された建物。敷地は施錠され人が立ち入れない状況になっている=10日、川越市下赤坂

    市街化調整区域に建設された建物。敷地は施錠され人が立ち入れない状況になっている=6月10日、川越市下赤坂

  • 【地図】川越市

    川越市の位置

  • 川越市下赤坂の周辺(国土地理院HPより)

    川越市下赤坂の周辺(国土地理院HPより)

  • 市街化調整区域に建設された建物。敷地は施錠され人が立ち入れない状況になっている=10日、川越市下赤坂
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  • 川越市下赤坂の周辺(国土地理院HPより)

 川越市内の市街化調整区域に無許可で建設された建築物がイスラム教の礼拝所(モスク)などとして使用されていた問題で、市は1日、建物を所有する市内の法人に都市計画法に基づく建築物の撤去と使用停止の命令を出したと発表した。使用者2人についても建築物の使用停止の命令を出した。

 市は「建築物の早期撤去について、再三にわたる是正指導に従わなかった」と説明し、撤去の履行期限を2027年9月30日としている。市は命令について建物の所有者と使用者に1日、書面で渡すなどして伝えた。現地には標識を設置した。

 建物は川越市下赤坂にあり、地目は「山林」。敷地面積は約4500平方メートルで、主に建物が4棟立つ。

 市は24年10月、都市計画法に基づいて建物を「違法建築工事」として把握。建物が完成した後は撤去に向けて行政指導を繰り返した。

 今年3月には土地所有者から、31年3月を期限とする是正計画書が市に提出された。今年6月には土地所有者らへの指導で、「礼拝などを今後行わず、敷地への出入りができないよう入り口の門扉を封鎖する」ことについて合意した。

 7月24日に市は、具体的な撤去スケジュールを同31日までに提出するよう指導した。しかし、8月27日になっても具体的なスケジュールの提出がなく、建築物の現状に進展がないことを確認したという。

 市によると、都市計画法上の開発許認可に関わる命令は、川越市で初めてという。

 森田初恵市長は「引き続き都市計画法違反の是正に向けて、命令の履行を強く求めていく」とコメントした。

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