埼玉新聞

 

財政再建の埼玉・久喜市 ふるさと納税額を現状の10倍、年間30億円を目標に 20~50代の職員5人が部署超えプロジェクト発足

  • 自主財源創出プロジェクト・グループの発足式で、手を合わせる貴志信智市長(右から3人目)とメンバーの職員=16日、久喜市役所

    自主財源創出プロジェクト・グループの発足式で、手を合わせる貴志信智市長(右から3人目)とメンバーの職員=16日、久喜市役所

  • 【地図】久喜市(背景薄緑)

    久喜市の位置

  • 自主財源創出プロジェクト・グループの発足式で、手を合わせる貴志信智市長(右から3人目)とメンバーの職員=16日、久喜市役所
  • 【地図】久喜市(背景薄緑)

 財政再建に向けた緊急対策宣言を出している埼玉県久喜市は16日、職員有志による自主財源創出プロジェクト・グループを発足させた。20~50代の男女5人が参加し、部署の垣根を超えた斬新な発想で歳入増加を目指す。

 市は緊急対策宣言を出し、全事業のゼロベース見直しを進めているが、持続可能な行政運営のためには歳出の削減だけでなく、歳入を増やす取り組みも重要だと判断。今月初旬、貴志信智市長が全庁にプロジェクトへの参加を呼びかけた。

 メンバーは情報推進課や建設管理課、教育総務課などに所属。会議などで財源確保のアイデアを出し合い、実施に向けて情報収集や制度設計、PRコンテンツの作成なども行う。具体的な手段として、企業誘致やふるさと納税、公共施設などのネーミングライツ(命名権)を想定している。総合政策部が事務局となり、関係部署との調整を担う。

 スペシャルサポートメンバーの貴志市長は「初めての挑戦を何としても成功させ、財政を立て直して明るい未来をつくりたい」とあいさつ。当面の目標として、ふるさと納税額を約10倍の年間30億円に増やすことを掲げた。

 チームの代表を務めるスポーツ振興課副主幹の金沢剛史さん(50)は「メンバーが持っている知見を生かし、市の事業やイベント、地域資源に投資してもらえる価値を創出したい」と抱負を述べた。

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