アップル初の折り畳みスマホ…埼玉の家電量販店にも問い合わせ急増 月収超え36万円台 7.6インチ史上最大画面で二画面操作も 10月23日発売、大宮の男性「給料が丸々飛んでも必ず買う」
日本時間10日午前2時に発表された米アップル初の折り畳み式スマートフォン「ⅰPhone Duo(アイフォーン・デュオ)」。日本国内の販売予定価格は36万4800円(256ギガバイト)から、と日本人の平均月収(約33万円)を上回る高額品となる。現在、国内市場における折り畳みタイプの割合はわずか1%程度だが、韓国サムスン電子や米グーグルなどの先行メーカーとともに勢力図を塗り替えることができるか、ユーザーの動向に注目が集まっている。
■マルチタスク
「デュオ」は本のように横開きするタイプで、アイフォーン史上最大の7・6インチ(解像度1878×2670ピクセル)ディスプレーを装備。閉じた状態でも外側が5・4インチ(同1398×2034ピクセル)サイズの画面に切り替わり、通常のスマホ同様に快適な操作性を実現する。重量は254グラムと、今月18日に発売される「18Pro(エイティーンプロ)」よりも40グラム程度重いものの、厚さはアイフォーン史上最薄の5・2ミリ。また、同機種初の「スプリットビュー」を採用し、二つのアプリを同時に起動することも可能。片方の画面で動画視聴、もう一つの画面でネット検索といった具合に“マルチタスク”ユーザーに適している。国内向けは10月16日に予約受け付けを開始し、23日に発売される。
■部品メーカーも恩恵
米国での発表を受け、初の週末となった12日、さいたま市浦和区のビックカメラ浦和西口店でも「デュオ」の事前予約や料金プランに関する問い合わせが急増。1階の相談ラウンジは午前10時の開店直後から買い替えなどを検討する多くの客でにぎわった。
同店モバイルコーナー担当の武藤章太さんは「高額ですが、デジタル製品好きな方などニッチ層に支持される商品だと思う。できるだけ負担のかからない料金プランもあるので、気軽に相談してほしい」と呼びかける。
生粋のアップル信者(愛好家)だという大宮区の30代男性は「元々新しもの好きなので、1カ月分の給料が丸々飛んでも必ず買う。初日に手に入れられるようにしたい」と今から待ちきれない様子。2年ほど前から他社の折り畳みスマホを愛用しているという浦和区の40代女性は「職場でもアンドロイド(OS)に慣れているので、このままサムスンの上位モデルに切り替えるつもり。アップルのニュースに触発されて店に来てしまった」と話した。
米国での発表会に参加したスマホジャーナリストの石川温さんは円安や半導体メモリーのコスト高で「(36万円台からの)高価格帯はやむを得ない」としながらも、日本製部品や素材が使われているとの話もあり、「部品メーカーにとっても恩恵は大きい」と需要拡大に期待した。










