【Tokyo とことこ散歩】地震や豪雨リアル疑似体験 東部臨海部の人気施設巡り
東京の東部や臨海エリアには、災害への危機意識を高めてくれる施設が多く、人気を集める。街を巡りながら大地震や風水害などを疑似体験し、いざという時のための備えを学ぼうと出かけた。
東京スカイツリーに程近い本所防災館(墨田区横川)では、震度7の地震や火災時の避難などを数分間実体験できるツアーが実施されている。年間延べ約12万人が訪れる。
暴風雨の体験コーナーではガラス張りの部屋の中で風速30メートルの風と1時間に50ミリの激しい雨が容赦なく吹き付け、参加者は圧倒されっぱなし。「猛烈な風と雨がどれだけ危険か感じて、防災に取り組んでいただきたい」と北村真二副館長は話す。
電車とバスを乗り継ぎ、臨海部の江東区有明へ。宇宙船のようなビルにある「東京都虹の下水道館」は、インフラについて学ぶ場所だ。説明パネルには、食用油などが下水道管を詰まらせかねないと書かれていた。水害にも耐えられる下水道にするため、個人にもできることがあると気付いた。
パソコン画面で仮想の降雨状況を見つつ下水の流量を調整するゲームがあり、子どもが熱中。失敗すれば町は水浸しだ。水害から町を守るのは簡単ではない。
同じ有明の東京臨海広域防災公園は都民の憩いの場所だ。豊かな緑の中を歩きながら公園敷地内にある、防災体験学習施設「そなエリア東京」へ。首都直下地震発生からの72時間を疑似体験するツアーに参加した。
災害時の街をリアルに表現した会場で目にしたのは全壊した家屋、大破した車、室内で倒れた冷蔵庫や家具…。あちこちで火の手も上がる。“現場”に身を置き「すぐにでも防災・減災に取り組まなくては」と考えた。
善は急げと、湯だけで温かいおにぎりを作れる防災食を1階売店で購入。意外にも、なかなかおいしかった。防災用カレーも買い込み、食から災害に備えることにした。
【ちなミニ】各施設の災害体験会は参加無料で、事前予約が必要。















