工業用ゴム製品製造の協立パッキングが特別清算 負債総額は4億1千万円 得意先からの単価値下げ要請厳しく、価格転嫁も実現せず業績が低迷 業績の低迷に歯止めがかからず、事業継続が困難に
2026/09/12/11:03
帝国データバンク大宮支店によると、工業用ゴム製品製造の協立パッキング(川口市)が8月25日にさいたま地裁から特別清算開始命令を受けたことが分かった。負債総額は約4億1千万円(2024年3月期末)だが、変動している可能性がある。
同社は1967年6月に創業、73年5月に法人改組した工業用ゴム製品のメーカー。工作機械をはじめとした各種産業機械向け製品を扱い、ベアリングの摩耗防止に用いるゴムシールなどを製造していた。本社工場のほか山形や岐阜に工場を有し、ベアリングメーカーを得意先として2012年3月期は年売上高約7億4100万円を計上していた。だが得意先からの単価値下げ要請が厳しく、21年3月期は約4億1200万円にダウン、大幅な債務超過となっていた。
近年は人手不足が深刻化し受注はさらに落ち込み、価格転嫁も実現せず収益性は一層悪化。業績の低迷に歯止めがかからず事業の継続が困難となった。26年3月30日の株主総会決議により会社を解散し、清算業務に入っていた。










