埼玉新聞

 

ダウ90000キングオブコント決勝へ、蓮見「お笑いも演劇も流行らせる」 しずるは初の敗者復活戦へ

  •  決勝進出の喜びを語る「ダウ90000」の蓮見翔(左)

     決勝進出の喜びを語る「ダウ90000」の蓮見翔(左)

  •  言い切る「ななまがり」の初瀬悠太(中央)と、森下直人(手前左)

     言い切る「ななまがり」の初瀬悠太(中央)と、森下直人(手前左)

  •  「キングオブコント2026」の決勝進出者

     「キングオブコント2026」の決勝進出者

  •  演劇ユニット「メトロンズ」の舞台に出演する(左から順に)「しずる」の池田一真、純

     演劇ユニット「メトロンズ」の舞台に出演する(左から順に)「しずる」の池田一真、純

  • 敗者復活戦で争う芸人たち(☆(○の中に小文字のC)TBS)

    敗者復活戦で争う芸人たち(☆(○の中に小文字のC)TBS)

  •  決勝進出の喜びを語る「ダウ90000」の蓮見翔(左)
  •  言い切る「ななまがり」の初瀬悠太(中央)と、森下直人(手前左)
  •  「キングオブコント2026」の決勝進出者
  •  演劇ユニット「メトロンズ」の舞台に出演する(左から順に)「しずる」の池田一真、純
  • 敗者復活戦で争う芸人たち(☆(○の中に小文字のC)TBS)

 コント日本一を決める「キングオブコント2026」の決勝進出者が発表され、8人組ユニット「ダウ90000」や気鋭の若手コンビ「ヤッホイ」ら初出場の3組を含む10組が駒を進めた。昨年9年ぶりに決勝に返り咲き、会場を沸かせた「しずる」は、敗者復活戦に回る。決勝戦は10月17日にTBS系で生放送される。

 記者会見で話題の中心にいたのはダウ90000を率いる蓮見翔だった。演劇とコントを股にかける活躍ぶりで、今年「演劇界の芥川賞」とも呼ばれる岸田国士戯曲賞を受賞した若き鬼才だ。そんな蓮見がテレビ番組で表明した「お笑いも、演劇も流行っていない」という危機感は、各所で議論を呼んだ。

 そんな蓮見は「今年こそ、流行らせ切る」と宣言。勝負ネタについては、普段17分かけてやっているものを大会規定の5分にブラッシュアップしたとして「(寿司でいう)トロの部分だけを残した」と自信を見せた。

 10年ぶりのファイナリストとして蘇ったのは、お笑い賞レース常連の「ななまがり」だ。初瀬悠太は冒頭、うれしさの余り「もう満足してます!」と大声を張り上げた。さらに結論の出ていない話題の答えを断定する恒例の持ちネタ「言い切る男」を振られると、今回の優勝者を「ジェラードン!」と言い放ち、周囲からツッコミが相次いだ。

 相方の森下直人が「自称賞レーサー」と述べるように、近年は「ダブルインパクト」などさまざまな大会の決勝戦に進んでは、場をかき乱し続ける存在として注目されている。初瀬は「ずっとぶれずにやってきた」と胸を張り、躍進の要因について、東京・六本木にコント中心の劇場が昨年オープンしたことに触れ「舞台に上がる機会が増え、おかげでネタがめっちゃ仕上がった」と手応えを口にした。

     ◇     ◇

 約1週間前。しずるの2人は、TBSからほど近い東京・赤坂の劇場で報道陣の取材に応じていた。しずると「ライス」「サルゴリラ」の3組にによる演劇ユニット「メトロンズ」による新作公演の初日で、脚本は池田一真が担当。目前に迫ったキングオブコントに懸ける思いを問われ「決勝進出は最低条件」(純)、「全員なぎ倒しますよ」(一真)と血気盛んに吠えていた。

 ダウ90000の存在を意識しているかと記者が問うと、一真は「何しに来た?」といきり立ち、ダウとは異なる自分たちの強みについて記者の隣の席に詰め寄って熱弁した。

 ライスとサルゴリラは、いずれもキングオブコントの覇者。それゆえ、しずるの2人は何が何でも同じタイトルを手にして彼らに追い付きたいと、繰り返し語ってきた。準決勝で敗退したが、奇しくも初の敗者復活戦に挑戦することになる。勝負師の底力に期待したい。(取材・文 共同通信=平川翔)

     ◇     ◇

 19回目の開催となる「キングオブコント2026」には3445組がエントリーし、決勝に進んだのは次の10組。

 「ヤッホイ」「相性はいいよね」「ジェラードン」「ダウ90000」「や団」「ザ・マミィ」「ななまがり」「元祖いちごちゃん」「蛙亭」「ニッポンの社長」

 初めてとなる敗者復活戦では、準決勝で敗退した25組のうち「しずる」ら上位10組が争い、1組だけが決勝戦へと合流する。

ツイート シェア シェア