埼玉新聞

 

カブールでの救出作戦描く ハンガリー映画「オペレーション:カブール 極限救出48時間」公開

  •  映画「オペレーション:カブール 極限救出48時間」より(A SARKANYOK PRODUKCIO KFT es az MTVA (C) 2025)

     映画「オペレーション:カブール 極限救出48時間」より(A SARKANYOK PRODUKCIO KFT es az MTVA (C) 2025)

  •  映画「オペレーション:カブール 極限救出48時間」より(A SARKANYOK PRODUKCIO KFT es az MTVA (C) 2025)

     映画「オペレーション:カブール 極限救出48時間」より(A SARKANYOK PRODUKCIO KFT es az MTVA (C) 2025)

  •  ゾンボル・ディガ監督(宣伝会社提供)

     ゾンボル・ディガ監督(宣伝会社提供)

  •  映画「オペレーション:カブール 極限救出48時間」より(A SARKANYOK PRODUKCIO KFT es az MTVA (C) 2025)
  •  映画「オペレーション:カブール 極限救出48時間」より(A SARKANYOK PRODUKCIO KFT es az MTVA (C) 2025)
  •  ゾンボル・ディガ監督(宣伝会社提供)

 2021年8月、アフガニスタンの首都カブールの空港は、イスラム主義組織タリバンの復権を受けて、国外への避難を求める人々が押し寄せて大混乱に陥った。ハンガリー映画「オペレーション:カブール 極限救出48時間」(9月11日公開)は、ハンガリー軍が実際に挑んだ救出作戦を緊迫感たっぷりに描く。

 ブダペスト生まれのゾンボル・ディガ監督は「危険な状況下でも使命感と責任感を持ち、他者の命を救おうとした兵士や医師がいたことを伝えたかった」と話している。

 物語のベースは、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の治安維持活動に参加したハンガリー軍の特殊部隊がカブールで実行した「シャーマン作戦」。任務は現地のハンガリー人と協力者計200人を48時間以内に国外脱出させること。だが空港には群衆が殺到し、さらに保護対象の女性医師が何者かに拉致され…。

 実際の作戦と架空の登場人物が織りなす劇映画だ。タリバンによるカブール陥落から5年の今、ディガ監督は作戦を映画化した意義を「人はニュースを見ても、すぐに忘れてしまう。映画は過去を思い出させ、新聞の1行では表せない苦しみや絶望を意識させる手段だから」と説く。

 本作のリアルな空港の様子や戦闘シーンもハンガリー国内で撮影。米国や欧州各国の映画のロケ地としても人気だ。

 今年4月にロシア寄りだった長期政権が総選挙で敗れ、親欧州連合(EU)の政権に交代したばかり。ディガ監督は「新しい風が吹いてきた。いろんな人にチャンスが生まれ、多様性のあるハンガリー映画が数多くできたらうれしい」と語った。

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