中学生が初めての高座 落語会に特別出演 「夢は舞台で活躍」 新座で26日
新座市道場の中央公民館で26日、真打ちの林家木久彦師匠(35)を招いた落語会が開催される。企画を担当した同館専門員の稲垣美智子さん(59)は「公民館らしい落語会にしたい」と考え、「地元の中学生が一緒に一席話す」を発案。地元の中学校に「公民館の落語会で一席ぶちたい中学生はいませんか」と呼びかけた。苦労した結果、2人が見つかり、落語会で特別出演することになった。
■「あかね噺」
初めての高座に挑戦するのは、市立第二中学校3年生の赤坂咲紀さん(14)と同第五中学校3年生の末岡愛香莉さん(14)。赤坂さんは「寿限無」(じゅげむ)、末岡さんは「まんじゅうこわい」。両方とも有名な古典落語だ。
木久彦師匠は小川町出身で県立松山高校を卒業。小川町の観光大使、東松山市の応援団員も務める。中学生の特別出演に、「いいですよ」と快諾してくれたという。
中学生の高座が実現した背景には特別な事情があった。それは少女の落語家を描いた人気の漫画「あかね噺(ばなし)」(集英社・週刊少年ジャンプで2022年11月から連載)で、木久彦師匠が監修を務めていることだった。赤坂さんも末岡さんも、「あかねが大好き」というアニメファンだった。
■人探し難航
「公民館で落語をやってみたい生徒はいませんか」。稲垣さんは近隣の中学校に声をかけたが、簡単には見つからなかった。
インターネットで中学校のホームページを調べ、卒業のお祝い会で落語を演じた男子生徒がいる学校を見つけた。しかし、落語会当日が同校の合唱祭とぶつかっていたため念願はかなわず。それでも、近隣の第三中と第五中の教頭に電話。その結果、第五中バスケットボール部の末岡さんが見つかった。
三中にはいなかったが、同中の校長が「第二中なら演劇部がある。いるかもしれない」と教えてくれた。さっそく第二中の教頭に電話。見つけたのが演劇部の赤坂さんだった。
■リハーサル
8月25日、同公民館で中学生2人を招いたリハーサルを開いた。分厚い座布団に座った熱演を稲垣さんや栗山隆司館長(58)らが見守った。
「寿限無」と「まんじゅうこわい」。2人ともぴたり10分以内に収まる熱演を披露した。2人とも「一生懸命やります。将来の夢は舞台で活躍することです」と話す。










