埼玉新聞

 

大変…埼玉で断水、工場で地下水が逆流か 配管の接続を切断、水を入れ替え洗浄…水質改善し、16時間後に復旧した

  • 市が近くの公民館に設置した応急給水拠点の様子(羽生市提供)

    市が近くの公民館に設置した応急給水拠点の様子(羽生市提供)

  • 羽生市今泉地区

    羽生市今泉地区の周辺(国土地理院HPより)

  • 【地図】羽生市

    羽生市の位置

  • 市が近くの公民館に設置した応急給水拠点の様子(羽生市提供)
  • 羽生市今泉地区
  • 【地図】羽生市

 羽生市が2日午後から実施した断水で、市は3日午前7時半までに水道を復旧した。健康被害は報告されていないという。一方、市の調査から、近くの工場で、地下水が給水管に逆流した疑いが判明した。今後調査を続け、再発防止策を検討するという。

 市水道課によると、8月27日ごろから同市今泉地区で、多くの住民から水道に濁りがあると市に報告が相次いだ。市が調べたところ、近くの工場で地下水をくみ上げ施設内で利用する管と、市から供給される給水管が接続されていたことが分かったという。

 市は2日、工場に是正を指導し、工場側が給水管の接続を切断。今泉地区で午後3時半から断水を実施した。市は水質が改善されたことを確認。配水管の水を入れ替え、管を洗浄するなど対応し、3日午前7時半までに復旧を終えた。

 地下水をくみ上げた配管を、給水管と直接接続する「クロスコネクション」と呼ばれる方法は水道法で禁止されている。一方、給排水が入り組む工場内で誤って給水管に接続し地下水が逆流するケースがあるという。市はこの工場から聞き取りを続け今後の対応を検討する。

 366世帯798人(1日現在)が暮らす今泉地区。市は近くの井泉公民館に給水タンクを設置、災害用飲料水を配布するなど夜通し対応に当たった。職員は対応に追われ、訪れた住民に給水袋約350枚を配布したという。

 地域に住む50代女性は先週木曜から水道水が赤く濁り、週明けに市へ連絡したという。女性方では2日、夜まで断水が続いた。女性は「被災地の話は聞いていたが、実際に断水になると半日だけでも本当に大変。風呂には赤い染みが付いた。市には原因を知りたいと伝えた」と困惑した表情で語った。

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