埼玉新聞

 

大竹しのぶが一人舞台「NA・NI・MO・NO」 音楽とも芝居とも違う「新しいもの作る楽しさ」

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 大竹しのぶが歌と演技で魅せる一人舞台「NA・NI・MO・NO」が、20~31日に東京・スパイラルホールで上演される。大竹は「音楽のライブとも、お芝居とも違う感覚。新しいものを作っている楽しさがある」と手応えを語った。

 数々のミュージカルに主演し、音楽活動も行う大竹が、気鋭の劇作家・演出家の小沢道成と初タッグ。美輪明宏や中島みゆき、藤井風ら人気アーティストの楽曲の世界観を次々に表現する。やがて「曲と曲が物語のようにつながって、舞台上に『何者か』の人生が立ち現れる」という趣向だ。

 子どもの頃から「空想の世界で何かになりきるのが好きだった」と大竹。外国の少女や、親を亡くした子の境遇を思い描いては「普段の自分にはない感情の旅をした」経験が、俳優としての大竹の基礎を築いたようだ。

 その「感情の旅」をサポートしてくれるのが歌だという。「音楽に導かれて、感情の表現がより豊かに、スムーズになる。お芝居をする上で、絶対的に信頼できる相手役みたいな存在です」

 今年はここまで音楽劇やミュージカルに出演し、7月にはライブツアーも開催。「歌の筋肉」が仕上がった状態でこの作品に取り組めることを「幸運な偶然」と喜ぶ。「いつも目の前のことに精いっぱいで、先のことに気が回らない。もっと計画的に努力できたら、より良い仕事ができるのに…反省ばかりの人生です」と謙虚にほほ笑んだ。

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