埼玉新聞

 

中学生が議員に 桶川市がジュニア議会を開催 駅前整備や給食の献立について質問

  • まちづくりや市政について質問するジュニア議員の中学生=桶川市議会議場

    まちづくりや市政について質問するジュニア議員の中学生=桶川市議会議場

  • まちづくりや市政について質問するジュニア議員の中学生=桶川市議会議場

 桶川市は、中学生が議員となって一般質問をする「桶川市ジュニア議会」を開催した。子どもの主体性を育み、市政やまちづくりへの関心を高めることが目的。昨年までは「こども議会」の名称だったが、各中学校の生徒たちの投票によって、「ジュニア議会」と変更された。

 ジュニア議員は市立中学校4校の代表10人で、議長は桶川東中3年の高橋結衣さん、副議長は桶川西中3年の石森夢乃さんが務めた。開会に、小野克典市長は「日頃、感じていることや桶川の未来について質問してもらい、実際の議会と同様に誠実に考えて答えたい。今日の経験が将来の桶川市を支える力になってもらえれば」とあいさつした。

 桶川中3年の大塚みのりさんは「駅東口は今後どのように整備されるのか」と質問。内野匡都市整備部長が駅東口周辺地区整備予定図や駅前広場のイメージ図を参考資料として示し、再開発の進捗(しんちょく)状況を説明した。現在は道路の拡張や事業用地の取得、インフラの整備などを行っており、「将来的には商業施設や医療施設など、駅前にふさわしい事業を計画している」と答弁した。

 大塚さんは「駅周辺の開発についての情報発信を今後、強化していく予定はあるか」と再質問。これに対し、小野市長は「市のホームページや広報紙で知らせているが、議員ご指摘のようにもっと広く市民に知ってもらうためにSNS(交流サイト)などを活用しながら分かりやすい情報を届けたいと考えている」と答えた。

 加納中3年の五十嵐よつばさんは、学校給食で献立の品数に違いがあることなどを疑問として「献立はどのような基準で作成されているのか」と質問した。島田正弘教育部長が国の学校給食実施基準に基づいてエネルギーやたんぱく質、ビタミンなどの栄養素を摂取できるよう決めているとした上で「調理パンの場合は具材によって栄養価が高くなるため、小学校は650キロカロリー、中学校は830キロカロリーとする基準に合わせて副菜などで調整せざるを得ない」と説明した。

 また同中の生徒会長でもある篠里音奈さんは、市という大きな組織の意思決定について関心を寄せ「事業はどのように決めているのか」と質問。岩崎克浩秘書企画部長が「市民ニーズの把握や市の総合計画を基に、事業に必要な費用と効果など市役所内で方針を決定し、予算案として議会で審議してもらうといういくつものステップを経て、問題や擦れ違いが生じないようにしている」と答弁した。

 そのほかジュニア議員は、市の防災計画や青少年の自殺予防のための心の健康や精神的ケアの支援、障害者福祉など幅広い分野について率直な質問をぶつけ、実際の市議会と同様に市長と市執行部が対応し、一日だけの議会期日を終えた。

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