首相、非核三原則は現状説明のみ 見直しを持論とする意向、反映か
2026/08/09/11:35
高市早苗首相は9日、長崎市の平和祈念式典のあいさつで、非核三原則を堅持する現状のみの説明にとどめた。広島市の式典に続き、三原則見直しを持論とする首相の意向を反映した可能性がある。「わが国は非核三原則を堅持しており、『長崎を最後の被爆地に』という誓いの下、『核兵器のない世界』の実現に向けた現実的かつ実践的な取り組みを推進している」と述べた。
近年の歴代首相は、長崎の式典で「堅持し」「堅持しつつ」と、今後も堅持する方向性を示していた。高市首相は広島の式典でも「三原則を堅持しており」と従来の表現を変化させ、野党から懸念の声が上がっていた。
首相は就任前、米国が核を含む戦力で日本防衛に関与する「拡大抑止」の実効性を低下させるとして、三原則のうち「持ち込ませず」の見直しを訴えていた。就任後は従来の政府見解を踏襲しているが、年末の安全保障関連3文書改定で見直しの是非が論点となっている。












